不動産業界では一般的に1月~3月が繁忙期であり、主に賃貸業中心ではありますが募集業務から契約や入居者対応など様々な業務に追われると思います。

そんな繁忙期は、お客様対応などで忙しく自社ホームページのコンテンツを増やしたり、全体の見直しになかなか時間を割けないと思います。
ですので、繁忙期後の少し落ち着いた閑散期の今がまさにWEB集客に力を入れる時なのです。
ということで今回は繁忙期の前にホームページやコンテンツを見直すポイントについてお話したいと思います。

閑散期がなぜ重要なのか

繁忙期が落ち着き閑散期に入ると、広告費の見直しや社内研修、物件の仕入れなど次の繁忙期に向けてこれまでの見直したり今後の施策を考えたり改めて全体の見直しをすることが多いと思います。
ポータルサイトのオプション機能にかかる費用の見直しやホームページの維持費についてのご相談を多く受けるのも、繁忙期が終わった5月~6月に多くなる印象です。

さて、不動産ホームページ集客でなぜ「閑散期」が重要かと言うと、
WEB集客では時間をかけてホームページを作っていく必要があるからです。
今からホームページを見直していくことで、次の繁忙期の集客力アップにつながっていき、閑散期の取り組み次第で成果も変わってくるのです。

またこれは、不動産ホームページに限ったことではないのですが、コンテンツを作成を含めSEO対策はすぐに結果が出るものではありません。
例えば、今日コラム記事を10件ホームページにアップしたからと言って、明日明後日で反響が突然増えることはないでしょう。

なので閑散期に見直しをして、コツコツと施策に取り組んでいくことで繁忙期に力を発揮する自社ホームページに育てていくことが大切です。
またそれにより、広告費削減にもつながります。が、時間がかかるものなのです。

閑散期にやっておきたいこと

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では具体的に自社ホームページの何を見直していけば良いのでしょうか。

物件情報の更新

やはり物件情報の更新は閑散期に限らず、必要なことです。
これは不動産ホームページにおいて基本的なことですが閑散期だから放置していい、ということはありません!
お部屋探しをしているお客様は1年を通していらっしゃるので、やはり物件情報のメンテナンスは時期を問わず重要です。

さらに、時間がある時ならではの事として、空いているお部屋の状況確認に行った時に撮影した写真を新しいものに入れ替えることや、
物件の詳細やPR文を追加して情報を充実させてみるなども大切なことです。
街の様子も一定ではなく、新しいスーパーが出来ていたり店舗が入れ替わっていたりするかもしれません。
繁忙期の間にはできていなった情報のアップデートは、今のうちにやっておきましょう。

コンテンツの見直しや追加

繁忙期に比べると比較的時間に余裕がある時にコンテンツの作成をしておくことがオススメです。
先程述べたように、SEOの成果はすぐには出ません。
余程「今、世界の人に探されている!」というバズるネタで書けばアクセスの増加は見込めるかもしれません。
しかしそれがコンバージョン転換(反響獲得)につながるのかと言うと、これはまた別問題です。
反響を獲得する、つまりお客様が興味を持ったりもっと知りたくなることとは?を考えたコンテンツ制作とその浸透には、おそらく時間がかかるでしょう。
今から少しづつコンテンツを充実させていき、繁忙期に結果が見えるように準備しておくことが大切です。

特に不動産業界におけるコンテンツ作成だと、引っ越しやお部屋探しのお役立ちコラムなど、ユーザーに喜ばれる情報が充実していると良いのではないでしょうか。
不動産にまつわる情報は、ユーザーからすると難しいことや知らないことが沢山あるので、小さなことでも記事にしてみると良いと思います。

また、会社案内コンテンツを充実させることや、ブログ記事の中に不動産に関わる内容を交えてみることもオススメです。

SSL対応しているか

SSLとはインターネット上のデータ通信を暗号化して行う仕組みのことで、個人情報の漏洩や情報の改ざんを防ぐ役割があります。
SSL対応しているサイトは、サイトのセキュリティが強化され、ユーザーは安心してWEBサイトを閲覧できるようになります。

またSSL対応していると、「URLの左側に緑色の鍵マークが付いている」「https」から始まるURLになっています。
なお、Googleクロームでは、SSL対応していないサイトの場合、「保護されていない通信」という警告が赤文字で表示されます。

この警告が表示されることで、ユーザーは不安を感じて離脱してしまう可能性もあります。
これは、会社の信頼性にもつながってくる重要な部分です。

スマホ対応しているか

今やインターネット検索をするユーザーの大半はスマホを使用しています。
しかしその時にPCサイトが表示されると、ユーザーは文字を拡大しなければいけなかったり、スマホからではボタンが反応しないなどの手間が生まれます。

これではユーザーにとって不親切なサイトとGoogleに判断されてしまい、検索順位に影響が出てきます。
そしてこのことを「モバイルフレンドリー」と言います。
モバイルフレンドリーはGoogleの評価指標であり、スマホでサイトを閲覧した時に最適化されているかを見られます。

モバイルフレンドリーの他に「モバイルファーストインデックス」という仕組みもあります。
これはスマホから見たサイトの状態をメインに、検索順位の評価を決めていくというものです。

スマホユーザーが増えている中で、スマホ対応していないサイトはユーザーにとって不親切なサイトとなり、検索順位にも関わってきます。
もしまだスマホ対応していない場合は、この機会に改めて検討してみてください。
そして、既にスマートフォン対応を終えている場合は、モバイルフレンドリーであるかどうかを確認しサーチコンソールでエラーが出ていないか確かめておきましょう。

サイトの使いやすさや導線を見直す

使いやすいサイトってどんなサイトだろうか?と考えた時に、例えば特集ページのバナーを追加して物件検索がより簡単にできるようにしてみたり、
ユーザーがサイト内で別のページに遷移しやすいようにリンクを設置してみるなどの工夫をしてみてください。

また、サイトを使いやすくする、と聞くとデザインを変えよう!と考えてしまうかもしれませんが、ここでは、デザインをオシャレにカッコよくするだけではなく
「使い勝手」も考えられているデザインであることが大切です。

使い勝手の良いサイトにするために、変更した方がいい部分があれば見直してみてください。

今からコツコツと準備を

今から自社ホームページに力を入れておくことが繁忙期のWEB集客力をアップさせることにつながります。
この時期に何をやるかがカギになってくるので、少しづつ準備を始めていきましょう。

また次の繁忙期にの反響獲得につながるだけでなく、施策を繰り返していくことでその後の閑散期の集客においても役立ってきます。