文字数が多い方がSEOには有利…?

コンテンツを作成する時に、
文字数が多い方がSEOには有利だから長文のコンテンツを作った方が良い…。

このような文字数とSEOに関しての話をよく耳にすることがあると思います。

しかし、コンテンツを作成する時に一度は
「本当に文字数が多ければ上位表示されるのか?」「何文字以上書けば良いのか?」
このようなことを考えるのではないでしょうか。

SEOにおいて文字数は重要なのか?

結論からお話すると、文字数とSEOには明確な基準はなく、
直接SEOには影響しないと言われています。

「なんだ、それならたくさん書かなくてもいいか」
・・・SEOに影響しないと聞くと、こう考えてしまいますよね。

しかし、直接関係しないとはいえ間接的にはやはり関係があるものなのです。

まず、そもそもなぜ文字数が多い方がSEOに有利という考え方を耳にする機会が多いかと言うと、
以前は文字数が多いコンテンツを作るSEOが流行していて、このような長文コンテンツが実際に上位表示されていた時がありました。
そのためコンテンツの質よりも、長文であることが重視されたコンテンツが多くありました。

しかし検索エンジンのアップデートにより、現在は文字数が多いだけのコンテンツで高いSEO評価はされなくなりました。
なのでとにかく文章量を増やしておけば上位表示されるということではないのです。

そしてよくこのコラムでも、有益な情報を提供することが重要ということをお伝えしていますが、まさにそれが重要なポイントとなっていくのです。

SEOと文字数の関係性

前述の通り、SEOと文字数は間接的に関係があるとお伝えしました。

しかし、今検索結果に上位表示されているコンテンツの多くは
文字数が多く、比較的長文のコンテンツが多くあります。
そうなると、先程述べたことと少し矛盾しているような気がしますが、
これにはしっかりと理由があります。

それは今上位表示されているコンテンツの多くは、
「文字数が多い=情報量が豊富」であるということが言えます。
要するに単純に文字数が多いのではないということです。

上位表示されている長文コンテンツは、情報が豊富でページが充実しているので、
ユーザーのニーズを満たしているものが多いです。
その結果ユーザーを惹きつけ、アクセスしてきたユーザーのページ滞在時間も長くなっていきます。

反対にいくら文字数が多かったとしても、
コンテンツの質が低ければ、SEOにおいて評価されないですし、ユーザーの満足度も低くなります。

文字数が少なくても上位表示されることも

文字数がそれほど多くなくても上位表示されているコンテンツもあります。

例えば、
・競合が少ない分野でのコンテンツ
・誰でも知っているような有名企業のサイトや公式サイト
・長文での記載が不要な分野・記事
・天気予報のような、結論が簡潔に書いてあるサイト
このようなものがあげられます。

大手有名企業など知名度があるサイトの場合、
文字数が少なくても既に信頼性・権威性などがあるので上位表示されることもあります。

また、競合が少ない場合や天気予報などのサイトの場合も
文字数が少なくても上位表示されることは想像できると思います。

良いコンテンツを作成していくと自然と文字数も多くなる

情報が充実したコンテンツは文字数が多い

先程お伝えした、文字数が少なくても上位表示される場合もありますが、
基本的には、SEO評価が高く、上位表示される良いコンテンツは質の高いページです。

質が高いとは、情報が豊富(充実)していてユーザーにとって有益な情報を提供しているページです。

このことから質の高いページを作成していく時には、
自然と文字数も増えていき、ユーザーを惹きつける情報が豊富に記載されているコンテンツが上位表示されるということになります。

また、文字数が多く、上位表示されているコンテンツは、情報の網羅性も高いです。
ページのテーマに沿ってユーザーが求めている情報を網羅している包括的な内容になっていることも上位表示につながっている理由の一つです。

そして文字数だけを意識するのではなく、情報量と質のバランスが取れていることも重要になります。

例えば、元の情報が少ないのに文字数を増やし長く書こうとしてしまうと
だらだらと読みにくい文章が続いてしまうなど、結果的にユーザーが満足するページではなくなってしまいます。

なのでこのような場合には無理に文字数の多いコンテンツを作るのではなく
短くわかりやすい構成にする方が良い場合もあるでしょう。

まとめ

Googleの発表では文字数の多さでSEO評価を決定することはないと言われていますが
全く関係ないものではなく、文字数とSEOには関わりがあるということは覚えておきたいところです。

ユーザーが満足できるページにするために、信頼性、網羅性はポイントであり、
テーマに沿って網羅性を高めることで自然と文字数も増えやすくなります。
その結果、文字数が多いページは情報が豊富になり、ユーザーが満足するページになる可能性が高くなっていくのです。

ただ、テーマや検索キーワードによってコンテンツの最適な文字数も変わってくるので
場合によっては短い構成のコンテンツが適していることもあります。
文字数を増やすことがコンテンツ作成の目的にならないようにして、コンテンツのテーマ・目的に合わせて作成していきましょう。