たくさんありすぎて難しいSEO用語・・・

WEBに関わっているとよく耳にする用語があると思いますが、
たくさんありすぎて、聞いたことはあるけれど意味はわからない、というものもあるのではないでしょうか。
また、SEO用語には似ている言葉もたくさんあるので一気に覚えるのは難しいと思います。

そこで今回は、よく耳にする、必ず覚えておきたい用語を解説しながらご紹介していきます。

アルゴリズム

SEOにおけるアルゴリズムとは、検索エンジンがサイトを評価し検索順位を決定するためのルールのことを指します。
ユーザーが検索したキーワードに基づいて、ユーザーの検索意図に最も近い、関連性の高いサイトを評価して検索順位を決めているのがアルゴリズムです。

また、アルゴリズムは年間に数百回のアップデートされていて、小さなものから大きなものまで様々なアップデートが行われています。
アルゴリズムを理解して把握することも大切ではありますが、
全てのアルゴリズムの変更に対応することは不可能と言っても過言ではありません。

小さな変更まで分析することは無理があることですが、大規模なアップデートが行われた際にはもちろん把握して理解する必要があります。

オーガニック検索

オーガニック検索とは、検索結果に表示されるサイトのうち、広告枠を除く検索結果の部分を指します。
オーガニック検索のことを「自然検索」と呼ぶこともあります。
上記でお伝えしたアルゴリズムによって決まった検索順位が反映されるのは、このオーガニック検索結果の部分です。

ですので、SEO対策はオーガニック検索で上位に表示させるための施策ということになります。

オーソリティ

オーソリティとは、「権威」という意味を持つ言葉です。
WEBにおいてのオーソリティは、信頼性や専門性が高いことを指します。

さらには、信頼性のあるサイトをオーソリティサイトと言います。
同じジャンルやテーマのサイトから被リンクを多く受けていたり専門性の高いコンテンツがあるサイトのことを指しています。

WEBサイトを運営するにあたり、オーソリティサイトを目指していくことは大切なことの一つです。

キャッシュ

キャッシュは、一度表示したサイトをブラウザがデータとして保存する機能です。
ブラウザにデータを保存することで、再度サイトにアクセスした時に初回アクセス時よりもページを表示する速度を早くすることができます。

WEB上にある画像や動画などのデータはデータ容量も大きいので、読み込みに時間がかかってしまいます。
その時に、ブラウザがデータを保存しておくことで再アクセスした時の表示速度を高速化することができます。

検索クエリ

クエリは、「質問」という意味があり、
検索クエリはユーザーの検索意図に基づいてユーザーが検索時に入力するキーワード・フレーズのことを指します。

検索クエリと間違いやすいものに「検索キーワード」がありますが
検索キーワードはユーザーではなくサイト運営者や広告主が設定するものになります。
ユーザーが検索している「検索クエリ」を分析して、サイト運営者や広告主がSEOや広告出稿の際に活用します。

コンバージョン

コンバージョンは、サイトの目標達成を指します。
目標はサイトによって異なり、商品購入や資料ダウンロード、メルマガ登録、お問い合わせなどがコンバージョンにあたります。
また、コンバージョンは一つのサイトに複数設定している場合もあります。

コンバージョンを達成するためには、SEOも重要な施策です。
様々な施策に取り組むことは、アクセスを増やすだけでなくアクセスから最終的な目標(商品購入や資料ダウンロードなど)につながってきます。

サイトマップ

サイトマップは、WEBサイトの目次のような役割があり、サイトの内容を一覧で表示したものになります。
また、このサイトマップには「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類あります。

HTMLサイトマップは、ユーザーが利用するもので、HTMLで記載されていてリスト形式で一覧表示されています。
サイト内で迷わずに目的のページに辿り着くためにサイトマップを参考にします。

XMLサイトマップは、SEOにおいて大切な部分で、検索エンジンに対してサイトの内容を伝えるものです。
ページをインデックスする際に、クローラーはリンクを辿ってページを読み取りますが、
新しく公開したばかりや階層が深い場合に、クローラーが辿ってくるのに時間がかかってしまいます。
その時に、XMLサイトマップを検索エンジンに送信することで、インデックスされる時間を短縮することができます。

サジェスト

サジェストとは、予測変換を意味します。
Googleなどで、検索窓にキーワードを入力すると
そのキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードが予測され自動的に表示されます。
この時自動で表示されるキーワードを「サジェストキーワード」といいます。

サジェスト機能は、GoogleやYahoo!の他にも、AmazonやYouTubeなどでも利用されています。

ここではGoogleのサジェスト機能(Googleオートコンプリート)について解説しますが、
Googleオートコンプリートでは、たくさんの人が検索していたり、検索された回数、ユーザーが検索した場所などの要素から
サジェストキーワードが選定されて表示されています。

サテライトサイト

サテライトサイトとは、メインのサイトとは別に、
メインサイトでは獲得できないユーザーやメインサイトのSEO・集客効果を目的として立ち上げられたサイトのことを指します。
サテライトサイトのことを衛生サイトとも呼びます。

サテライトサイトを運用する目的としては、
メインサイトのSEO評価向上と潜在顧客の獲得があります。

サテライトサイトからメインサイトに被リンクの設定をすることでSEO効果が期待できますし、
メインサイトでは集客できないキーワード、アプローチできないユーザーに対して関連するテーマでサテライトサイトを立ち上げることで潜在顧客へのアプローチが可能になります。

スニペット

スニペットとは、検索結果に表示されるページタイトルの下に、
そのサイトの説明文として表示される部分のことを指します。

スニペットに表示される文章は、ディスクリプションに設定した内容または検索エンジンが自動抽出した内容になります。
このスニペットには重要な役割があり、ユーザーがサイトをクリックする時にはタイトルよりもスニペットを読んで判断しています。

SEOスパム

SEOスパムとは、上位表示を目指すために過剰なSEO対策・不正行為を行うことです。
たとえば、特定のキーワードを何度も使用してサイト内に盛り込んだり
隠しテキストや隠しリンクと呼ばれる、ユーザーからは見えないようにキーワードを記載することなどがあげられます。

Googleからスパム認定されてしまうとペナルティを課せられます。
ペナルティでは、検索順位が下がってしまったり、そもそも検索結果にも表示されなくなることもあります。

パンくずリスト

パンくずリストとは、ユーザーがサイト内でどの位置(階層)にいるかを分かりやすく把握するために作成されたリンクのリストのことです。
このリストは、ページ上部に表示され、基本的に上の階層から順にリストアップされています。

パンくずリストによって、ユーザーはサイト内での自分の居場所が視覚的に分かりやすくなります。
また、ユーザーにとってのメリットはもちろんですが、SEO上の効果もあります。
パンくずリストを設置することでクローラーがサイトの構造を把握し巡回しやすくなる他、
SEOの基本でもあるアンカーテキストにキーワードを含めることも可能です。

ブラックハットSEO

ブラックハットSEOとは、アルゴリズムに従わずに悪質な技術、手法で検索順位を上げようとする行為のことを指します。
本来であれば、アルゴリズムに基づいてユーザーにとって有益なコンテンツ・サイトが評価されますが
悪質な行為によって本来は上位表示されることのないようなサイトが上位表示されてしまうような問題があります。

ブラックハットと判断されるとペナルティを課せられることになります。

ホワイトハットSEO

ホワイトハットSEOは、ブラックハットSEOとは反対に、Googleのガイドラインに従って取り組む手法のことを指します。

ユーザーにとって有益なコンテンツ作成やサイト内のリンク設定など、
WEBサイトを最適化するために様々な施策に取り組んでいくことがホワイトハットSEOです。

リダイレクト

リダイレクトとは、あるWEBサイトから別のWEBサイトに自動的に転送する仕組みのことを指します。
URLを変更した時やページを削除した時などに、ユーザーを移転先などの正しいページに誘導するために利用します。

リダイレクトには2通りあり、
ページにアクセスした時にすぐに転送する方法と
ページにアクセスすると移転したことを案内するメッセージを表示してから数秒後に転送する方法があります。

さらにリダイレクトには、「301リダイレクト」と「302リダイレクト」の2種類があります。
301リダイレクトは一度設定すると旧ページから転送し続ける設定となり恒久的に変更するリダイレクトです。
302リダイレクトは旧ページから一時的に転送する設定です。

この両者の違いとしては、301リダイレクトは旧ページで獲得してきたSEO評価を引き継ぐことができますが
302リダイレクトは一時的な転送なのでSEO評価をそのまま引き継ぐことはできません。
このようにリダイレクトにも方法があるので、使い分けが必要です。

まとめ

今回ご紹介したSEO用語は、まだまだほんの一部です。
WEBに関わっていく中で日々たくさんの用語が出てくると思いますが、
しっかりと意味を理解した上で適切なSEO施策を行うことが大切です。