ユーザーが最初に閲覧したページは?

サイトのアクセス解析をする時には、ユーザーが最初に見たページに関するデータは重要な情報です。

最初に見たページからどのような行動をしているか、直帰率はどうか、などユーザーの満足度を知る上でも一つの指標になり、サイト改善にも欠かせないものとなります。

ランディングページとは

ランディングページとは、ユーザーが最初に訪れたページのことで、最初に閲覧したページを指します。
例えば、ユーザーが採用情報ページを最初に閲覧した場合は採用情報ページがランディングページであり、他にも会社概要ページやトップページを最初に閲覧していた場合、それらがランディングページとなります。

ユーザーが最初に閲覧するページということは、
ランディングページはそのサイトの顔とも言え、その後のユーザーの行動に関わる重要なページです。

また、狭義でのランディングページ(LP)の意味は、リスティング広告などの広告やSNSからのリンク先となるページで独立したページのことを指していることもあります。
同じランディングページでも意味しているものが違うこともあるので、混同しないように注意しましょう。

ランディングページを確認する時に見るべき指標

まず、アナリティクスにログイン後、行動>サイトコンテンツ>ランディングページをクリックします。

ランディングページを分析する時に下記は確認しておきましょう。

セッション

セッション数は、ユーザーが最も最初に見ているページを把握することができます。
例えば、セッション数が多く、ユーザーが最初に一番見ているのに直帰率が高ければ改善する必要がありますし、
同様にセッション数が多いのに滞在時間が短ければそのページも改善することができるでしょう。

直帰率が高いということは、ページを見たユーザーが「求めているものと違う」と感じていると考えられます。
そのような場合は、優先的に改善する必要があります。

「セッション」は、改善するべきページの優先順位を見極めるのにも大事な指標となります。

直帰率

直帰は、そのページを訪れたユーザーが他のページを閲覧することなく離脱することです。
従って直帰率が高いページは、ユーザーがそのページに満足していないのでその原因を考える必要があります。
ユーザーにとって有益な情報を提供できていない・サイト内の導線作りができていないなどの原因が考えられます。

直帰率が高くなっている原因を探ることが改善につながります。

平均セッション時間

平均セッション時間は、ユーザーの滞在時間の平均を指しています。
滞在時間が短い場合には、ユーザーが求めている情報がない可能性が高いです。

しかし、そのページがランディングページとなってアクセスがあるということは
ユーザーがクリックする時に見ているページのタイトルや説明文と
実際に見たページの内容に差異がある可能性もあります。

また、直帰率は高いが平均セッション時間が長いという場合には、
ただユーザーがそのページに満足していないのではなくサイト内の他ページへの導線がないために離脱しているという可能性もあります。

コンバージョン数とコンバージョン率

コンバージョン数とコンバージョン率はサイトの目標をどれだけ達成しているかがわかるので、誰もが気になるところだと思います。
セッション数が多く、コンバージョンもあるが、コンバージョン率が低い場合には
コンバージョンまで導けるはずのユーザーを逃してしまっている可能性が高いので、改善できる箇所があると考えられます。

セカンダリディメンションでさらに詳しく見る

上記では、必ず確認するべき指標についてお伝えしましたが、
さらにセカンダリディメンションで詳しく分析することができます。

画像の赤枠部分、「セカンダリディメンション」からさらに調べたい項目を選択します。
セカンダリディメンションで、「参照元/メディア」や「デバイス」などの指標を追加してレポート見ることが多いです。

今回、上記では「参照元/メディア」を選択しましたが、各ランディングページへの流入経路を把握することができます。
自然検索が多いのか、広告からが多いのか、SNSからが多いのか、それぞれ確認することでサイトに足りない部分やどのようなユーザーが多いのかなどの分析ができます。

まとめ

ランディングページを分析するして、サイトを改善することはWEBサイトの成果を上げるために重要なことです。
また、サイトの改善だけでなく新たにコンテンツを追加する際のヒントを得ることもできます。

より良いサイトにしていくための一つとして、ランディングページの分析もやっていきましょう。