内部対策と外部対策の違いとは?

Googleがページ順位を決定する要素は200以上のシグナルをもとにしていますが、
そのシグナルには、SEOの施策としてよく耳にする被リンクやタイトルタグなどが含まれます。
そしてその200以上ある対策の中で「内部対策」と「外部対策」の大きく2つに分かれているのです。

また、200以上のシグナルがあるということはそれ程の数、対策できることがあると考えることもできるので、サイトを運営する上で取り組める対策は数多いということもわかるのではないでしょうか。

内部対策とは

内部対策(内部SEOとも呼ぶ)は、サイト内でGoogleのアルゴリズムに基づいて様々な要素を最適化することです。
具体的には以下のような対策が内部対策です。

  • キーワード選定
  • タイトルタグ
  • ディスクリプション
  • alt属性
  • 内部リンク
  • モバイル端末の最適化
  • サイトマップの設置

これらは内部対策の一部ですが、よく耳にするコンテンツ作成ももちろん重要で上記のような項目を満たしながら適切な内部対策を行い、コンテンツを作成することがポイントです。

また質の高いコンテンツを作成することの他にも、サイト内部を最適化するために実施できる様々な対策があります。
そして、上記に記載した内部対策の項目からも分かるように、内部対策は検索エンジンにページの内容を正確に伝えるために重要な対策なのです。

外部対策とは

外部対策(外部SEOとも呼ぶ)は、サイトの外部で対策を行いSEO効果を高めることで、
具体的には、質の高いサイトからの被リンクを増やすことが外部対策です。

被リンクとは、外部のサイトから自社のサイトに向けられたリンクのことです。
例えば、自社サイトのコンテンツを見たユーザーがコンテンツの内容に共感してくれて
そのユーザーのサイトでリンクをつけて紹介してくれた場合、被リンクを獲得したことになります。

SEOにおける被リンクの役割は大きく、重要な要素です。

しかし、サイトの評価につながるのは、良質な被リンクであることが重要です。
質の低い被リンクは評価が下がり、ペナルティを受けることにもなってしまいます。
ですので、ただ被リンクの数を増やすのではなく、その質がポイントとなります。

内部対策と外部対策は大きく何が違う?

内部対策と外部対策は、サイト内で行う施策と、サイト外部で行う対策とお伝えしました。
施策を行うのがサイトの中と外という違いがありますが、施策に対する結果の見え方も少し変わってきます。

内部対策は、施策に取り組んだ分の成果が現れやすいと言えます。
もちろんSEOはすぐに結果が出るものではないということが前提になります。

例えば、選定したキーワードに即したコンテンツを作り、タイトルタグやディスクリプションなどを適切に設定するなど
最適化していくことでコツコツと取り組んだことが成果として現れやすいのです。

対して外部対策は、サイト外部の要因によって変わってくるものです。

内部対策は自分で施策に取り組んだ分成果を期待できるので、ある程度成果をコントロールできると言えますが
外部対策は外部要因によるものなので、やったらやっただけ成果が見えるというわけではないということも、2つの対策の違いと言えます。

どちらの対策が大切なの?

前述で外部対策は、施策に取り組んだその分の成果が期待できるわけではないとお伝えしました。
ということは、内部対策の方が重要なのでは?と思ってしまうかと思います。

しかし、だからと言って外部対策が不要なわけではありません。
2つの対策はどちらもページ順位を決定する上で大切なので、どちらの方が大切と言い切ることはできないですが、
Googleの掲げるユーザーファーストを考えると、内部対策に取り組みユーザーが求める質の高いコンテンツの作成が重要ということは言えるでしょう。

また、そもそもコンテンツがなければユーザーから見られることもないですし、評価されることもありません。

コンテンツを作成する際に、ユーザーにとってより良いものになるように考えれば様々な内部対策と言われる項目もクリアしていくと思います。
そして、そうしたコンテンツが増えていけば結果的に、ユーザーから評価されて被リンクも獲得できるでしょう。

ですので、どちらか一方の対策が大切というのではなく
ユーザーのことを考えたサイト、コンテンツを作成することで結果的に評価を集め、
上位表示にも結び付いていくのです。

内部対策として取り組める項目は多数ありますが、
様々な施策にコツコツと取り組み、そして改善を繰り返してユーザーにとってより良いものにしていくことが大切だと言えるでしょう。