デザインと色味、フォントの話

先日、弊社のスタッフから「トンマナの記事がいいですよ!」とレコメンドをもらいました。
ちょうどイギリス人と日本人の感じるデザインの好みの話を書いているときだったので、良いタイミングということでこちらも更新したいと思います。

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トンマナってなんですか

「トーン&マナー」の略で、ブランドや商品のイメージカラーとホームページや広告のデザインを統一させブランディングしていくこと、
画像や色のもつイメージや世界観と実際の商品やブランドのイメージをあわせることで、一貫性を持たせることを言います。
カンタンに言うと「全体の統一感を出しましょう」といったところでしょうか。
例えば、めちゃくちゃキラキラしたリッチな雰囲気の広告をインターネットで見たとします。
「うわー、キレイだなー」と思ってそこからホームページに訪れてみると、スーパーのチラシで見るようなポップなフォントや色使いのサイトが出てきたらどう思いますか?
「あれ?さっきの広告と全然イメージ違うじゃない!?」と思いませんか?
広告と実際のホームページのデザインが統一されていないために、訪れたユーザーが違和感を覚えてしまう。
つまり、「トンマナが合っていない」ということなのです。

トンマナを考える

りぶろう
唐突ですが、ウチの子です。
名前は「リブろう」くんと言います。
オオカミです。
カワイイでしょう?

それはさておき。
では、この「リブろうくん」を売り出すと仮定してトンマナについて具体化して考えていきましょう。

まずはこのイラストからイメージすることや、関連する色などを書き出してみます。

  • かわいい
  • ぬいぐるみ
  • 黄色
  • ポップな感じ
  • 優しい感じ

こんなところでしょうか。
それでは、まず敢えて上記のイメージを無視した「高級感あふれるデザイン」を作ってみました。

はいどうぞ!
写真の方

なんとなく、キャラクターが浮いてません?
青や黄色、ポップな雰囲気などこのキャラクターが持つ要素を無視して、写真を背景に仕様し黒や金色などを用いて光沢感とリッチさを意識したテイストです。
2次元のキャラを無視して3次元の写真要素と組み合わせてみました。
悪くはないんですが、「コレジャナイ感」がすごいですね。
このキャラでなくて例えばマンションの写真やプレゼントボックスの写真であれば背景や文字と馴染むと思うのですが・・・

では、今度こそ「キャラに合ったイメージで」作成してみましょう。
どうぞ!
ポップな方

こちらは2次元であること、キャラクターの持つポップな印象や色合いを重視して作成しました。
こちらは、なんとなく「ありそう」だと思いませんか?

また、トンマナを考えることはホームページ内におけるフォントや色の統一においても効果を発揮します。
例えばこのポップな画像を「高級感・格好良さ」を意識したデザインのホームページに設置してみると・・・・
ページ

これまた、ページ中央のあたりに置いたキャラクターの画像が浮いていますよね。
このように、ページやサイトの一部分のフォントが違う、テーマカラーがバラバラ・・・などを起こさないことが大切です。
「このホームページと言えば」というもの(例えば色やフォントなど)がイメージできることがブランディングにとって重要です。

イメージの浸透を大切にする

トンマナを意識しているものとして、フランチャイズ店舗などをイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。
例えば、アパマンショップの「青」、エイブルの「緑」など店舗の色として思い浮かべるものがすぐ出てきます。
それは一般的な消費者(お部屋探しをする人)にも定着していますよね。
看板やホームページに使用するロゴやフォントも統一し、お部屋探しをする人に向けて「うちの店はここですよ!」とアピールすることができています。

こうしたイメージの統一はとても大事で、見る側(お客様)が「不動産屋であのロゴと言えば」、「あの緑の不動産屋さんは・・・」として覚え、共通認識として広まっていくためのきっかけとなります。
そのため、大きくデザインを変更する場合でもテーマとなる色やいつも使うフォントは統一しておき、関連性を持たせることが大切です。

ちなみに、このトンマナはSNS(例えばTwitterやInstagramなど)を更新する時の写真でも効果を発揮します。
「あのアイコンの人が面白い」などと覚えたりすることはありませんか?
同じように、アップするアイコンや写真の色味・加工の具合や配置などを揃えておくと覚えてもらいやすくなります。

伝えたいイメージ、伝える先を考える

子供向けのイメージのものを作る場合、可愛らしさや親しみやすさを重視するように、ターゲットと表現するもののバランスを取ることが大切です。
「私はこの色とフォントが好きだから!」という好みも大切ですが、ブランディングを上手く行う上では、会社や商品のイメージと合っているかを確かめておかなければなりません。
トンマナの「全体の調子を整える」という意味を大切にして最適解を探していきたいものですね。

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