検索エンジン最適化、つまり「SEOとは何ぞや」を毎日考えている我々ですが、
これまで「ページを作ること」を中心に特に「コラムや地域情報についての記事」を書くこと、「物件の特集ページを作ること」
などのコンテンツ作成についてご紹介してきました。

地域や物件について詳しく解説するページを作成することは、コンテンツSEOと呼ばれ、
ユーザーに価値ある情報を届けると共に、ロングテールに対応したものです。
しかし「ページを作る」、ただそれだけで良いわけではありません。
ホームページやコンテンツを検索の上位にヒットさせるために出来ることは、他にも色々あるのです。

ページは認識してもらってこそ

そう、いくら良いページを生み出してもそれが検索エンジンの中で認知されていなければ検索にヒットすることはありません。
まず第一の目標は作成したホームページやコンテンツが検索エンジンに認識される(インデックスされる)こと。
インデックス数の確認は、Search Consoleから行えます。
また、簡単で良ければGoogle検索で「site:調べたいURL」で確認することもできます。

そして、インデックス促進のために出来ることはいくつかあります。

Search ConsoleでURLを申請

Fetch as Googleだったものですが、現在は名前が変わっています。
Search ConsoleのTOPもしくは上部の検索窓にURLを打ち込むと登録申請を行うことができるもので、
操作についてはサイトの公開とインデックスの速度についてのコラムをご覧ください。https://reblo.jp/media/seo_info/005/

内部リンクの整理

さて、続いては内部リンクについてお話します。
内部リンクとはホームページ内のページ同士を繋いで行き来できるようにするリンクのことです。

ここに、このような構成になっているホームページがあったとします。
サイト構成の見本

例えば、Googleの検索BOTがたまたま「Dのページ」を発見しやってきたとしましょう。
そこから繋がっている「Eのページ」や「Cのページ」などを辿って、それぞれのページに行き来ができるようにしておく事ですね。
トップページ以外のページが流入のきっかけになったとしても、この内部リンクのおかげでその他のページを発見し訪問することができるのです。
この内部リンクの方法には、いくつかの手法があります。
ページごとに関連情報を出したり、直接ページ内に内部リンクを設置するもの以外によく見るものとして以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • ぱんくずリスト
  • サイトマップ
  • グローバルメニュー

上記のように、ホームページ内でそれぞれのページに行き来できるリンクのことを内部リンクと呼び、
他のホームページやSNSから自分のホームページへリンクを貼ってもらうことを「外部リンク」と呼びます。

ぱんくずリスト

ヘンゼルとグレーテルのお話をご存知でしょうか。
森のなかに置いていかれたヘンゼルとグレーテルが、道標がわりにパンをちぎって落としていった・・・というストーリの一説。
そこから名前が付けられたもので、ホームページの今どこにいるかを示すリンクです。

このように

ホーム(サイト名など)>カテゴリー名>ページ名

などで構成されています。
末端となるページから入ってきたユーザーが「なるほど、カテゴリーがあるんだな」「TOPに戻れるんだな」と
ホームページを色々と回遊しやすくなるだけでなく、
ホームページにやってくる検索エンジンのクローラーも「あ、繋がってるんだな」と認識することができます。
名前はパンだけどパンじゃないから迷子にならない!便利ですね。

サイトマップ

サイトマップには2種類あります。

一つは、目に見えるHTMLで作成されたもの。
主にユーザー用としての機能があり、複雑になりがちなページを案内してくれる役割を持ちます。
目で見てわかるものなので、デザインや書き方をホームページに合わせることができます。

もう一つはXMLと呼ばれる形式のもので、検索エンジン用に機能します。
見つけにくい場所にあるページや新しいページを検索エンジンに知らせ、効率的にクロールさせるために必要なものです。
ページを認識してもらうことはとても重要ですから、SEOのためにもXML形式のサイトマップは大切ですね。
サイトマップについてはGoogle公式の見解もご確認ください。

グローバルメニュー

ホームページの分かりやすい所に置かれているメニューを見たことがありますか?
多くの場合、どのページに移動してもそれがついてきてTOPに戻りやすくなっていたり、問い合わせにスムーズに移動したりと利便性を向上させています。
また、スマートフォンのサイトではハンバーガーメニューと呼ばれる三本線のメニューマークが付いていたりしますね。
ハンバーガーメニューもグローバルメニューと同様の役割を持っています。
スマートフォンでより見やすく整えられたもので、もうすっかりおなじみになってきました。

リンクにはそれぞれ関連性が必要

何でもかんでも内部リンク!としてリンクを貼れば良いわけではありません。
ページ同士の関連性も重要です。
「SEOについて」知りたい人がアクセスしたページに、「肩こり解消法について」のページがリンクされていても関連性がなく
「なにこれ・・・」となりますよね。
より詳しい情報や併せて見るとためになることなど、ユーザーに対しメリットを感じられるリンクにしておくべきです。
ユーザーの利便性はもちろんのこと、クローラーにとってもページ同士の関連性は重要です。

リンクするためのアンカーの書き方

リンクを貼る際のアンカーにも気を付ける必要があります。
「こちら」では何がこちらなのかわかりません。
ブログやコンテンツを作成する時、大切な用語を紹介したり重要なページなのであればキーワードが入っていると良いでしょうし、わかりやすく(SEOとHTMLを理解する初級編の記事はこちら)などにしても良いですね。
また、画像を使ってリンクさせる場合はalt属性も欠かせません。

ページの上位表示を狙うには

まず第一にページが検索エンジンに認識される(インデックスされる)ことを目指し、有意義なコンテンツを作成することはもちろん
上記のような内部リンクを整えて「クロールされやすい環境」を作っておくことも重要です。
クロールされやすいということはインデックスもされやすくなりますし、ユーザーにとっても快適な環境です。
グローバルメニューなどはカスタマイズが効くものも多いですし、自分でコンテンツを作る際に埋め込むリンクについては適切な内部リンクにするなどできることを積み重ねていきましょう。