スニペットとディスクリプション

検索結果に表示され、目にすることが多い「スニペット」。
今回のコラムではこのスニペットの種類と、そもそも「スニペットってなんだっけ?」を紐解きます。
検索結果に表示されると言えばディスクリプションでは?あれ?スニペット?
そんな疑問もこれで解決!

SEO・コンテンツ作成・WEB集客などの
お悩みを解決するお役立ち資料を公開中

無料ダウンロード

スニペットとは?

検索結果に表示されるもので、ページ内容の要約や、meta descriptionに入力されているものから抽出された要約文のことを言います。
検索結果に表示されているところはmeta descriptionに記載されている物が多いため≒でこの枠そのものが「ディスクリプション」と呼ばれていることも多くありますが、正確に言うと「スニペットのひとつ」であると言えます。

ディスクリプション

この枠ですね。
表示される文字数は120~150文字程度、スマホでは60~70文字程度が多く見られますがこれは正式に発表されているものではありません。
(時に短くなっていたり長く表示されることがあったり何度か変更が加えられているようですが正式な文字数は公式から出ていないのです)

スニペットは誰が表示させるのか

Googleです。
特にリッチスニペットや強調スニペットなど、通常のもの以外はGoogleが独自に判断しているもののため、制作者側が意図したように表示させることはできません。

スニペットで検索順位は意図的に上がるのか

上がりません!
スニペットはクローラーに対してコンテンツの内容を正しく伝え、認識してもらうための要素です。
直接的にSEOで効果があるということはありません。
ページをマークアップしたことで内容が認識され、正しい評価をされることで結果的に順位が向上することはあるかもしれません。

じゃあ、何のためにスニペットを表示させたり編集するの?

現在ではクリック率の向上、改善を目指す時に見直すポイントと言えそうです。
検索結果に表示されるページのタイトルと同様にユーザーの目に止まりやすいものなので、内容が推測できるものや「欲しい情報がここにある」と伝えるものを記載することがポイントです。

スニペットの種類について

通常のスニペット

検索結果でタイトルの下に出てくるもの。
長過ぎるテキストは途中で省略されてしまうので、大切なことが伝わるように最初に盛り込むことや文章量を調整することなどがポイントです。

上手にディスクリプションを書くコツ:https://reblo.jp/media/seo_info/015/

リッチスニペット

画像やレビュー、リンクなどテキスト外の情報が含まれているもの。
ユーザーが検索結果から自分の求める情報を探すときに、視覚的にそれを補助する役割を持っています。

引用元: https://support.google.com/customsearch/answer/1626952?hl=ja

強調スニペット

検索結果で太文字になっていたりする部分。
Googleがユーザーが知りたいこと(検索した言葉)に対して、その答えとなる内容がページに含まれていることを判断し表示しています。

Googleヘルプで強調スニペットについてもっと詳しく知る

https://support.google.com/webmasters/answer/6229325
https://support.google.com/websearch/answer/9351707

スニペットを表示させるためにはどうすれば良いのか

meta description(メタディスクリプション)と呼ばれるところに記述

スタンダードなスニペットを表示させるためにメタディスクリプションを活用します。

キーワードを何度も詰め込んで表示することや全てのページで同じディスクリプションを使い回すなどはやめましょう。
ページに記載されている内容に沿って適切な要約を設定しておくことが大切です。

リッチスニペットを表示させたい!そんな時はどうする?

構造化マークアップを利用する

クローラーへ向けコンテンツの内容を適切に伝えるための記述を行います。
これを「構造化マークアップ」と言い、例えば

<span itemscope itemtype=”http://data-vocabulary.org/Breadcrumb”>
<a itemprop=”url” href=”http://reblo.net/xxxxx/”>
<span itemprop=”title”>
トップページ
</span>
</a>
</span>

これは「パンくずリスト」のマークアップ例です。

itemscope 特定の意味を持つデータであることを示します、
itemtype 項目のプロパティを定義するURL
itemprop 名前とその値(ここだとitemprop=”title”でタイトルだと示しています)

こうしたマークアップを行うことでクローラーが「ここにはパンくずリストがあるんだな、そしてこういう内容を書いているんだな」と理解することができるのです。

構造化マークアップ支援ツール

この構造化マークアップを作成する上で、Googleが公開しているツールがあります。
構造化マークアップ支援ツールとデータハイライターです。

HTMLの調整を行うマークアップ支援ツールとサーチコンソールを通して簡単に申請ができるデータハイライター。
ホームページを作成するために利用しているツールやサービスによって、また自身のスキルによって使い分けても良いと思います。

テンプレート形式のものなどを利用してホームページを作成している場合は、すでにこうしたマークアップが施されていることもありますね。

今回のポイント

  1. クローラーへページの内容を正しく伝えるために、ディスクリプションやマークアップを用いる
  2. これを「スニペット」と言う
  3. スニペットにはリッチスニペットや強調スニペットなど、いくつかの種類がある
  4. リッチスニペットを活用するためには構造化マークアップを行う
  5. スニペットはGoogleが表示させているが、メタディスクリプションを活用することもできる

ポイントを5つ挙げてみました。
ホームページにおいて「いますぐ活用できる」項目は、やはり「メタディスクリプションの修正」というところでしょうか。
ページの内容に合ったものになっているか、文字数はどうか…
よりクリックしたくなるテキスト内容を考えるなど、まずはここから改善していくと良いでしょう。

SEO・コンテンツ作成・WEB集客などの
お悩みを解決するお役立ち資料を公開中

無料ダウンロード