PVってなんですか?セッションとユーザーってどう違うんですか?

社内でそんな会話が行われているところに遭遇しました。
なるほど、ホームページに関わる仕事をしているとアナリティクスはとても身近な存在ではありますが深く知るとなると専門用語も多くなかなかわかりにくいものです。
アナリティクスもサーチコンソールについても、解説サイトやGoogle公式のQ&Aなど情報は豊富にありますが、まずどんなところを目指して取り組めば良いのでしょうか。

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アナリティクスの基本の3つ指標

PV

ページビュー。訪問者がそのサイト内でアクセスしたページの数を言います。1人のユーザーが複数ページを見た場合も、その見た数だけカウントされます。

セッション

1人のユーザーが訪問してから離脱するまでの行動について。
以下の場合について同じユーザーからのアクセスでもセッションは別カウントされます。
閲覧の感覚が30分を超えた場合(30分何も操作しなかった)、日付が変わった場合、参照元が変わった場合。

ユーザー

指定した期間において、訪問した人から重複を除いたもの。

上記を踏まえ、例えば「Aさんがサイトに訪問し10ページ閲覧、とあるページを開いたまま1時間経過後にさらに10ページ閲覧した場合」は「ユーザー1、PV20、セッション2」ということになります。

Googleが用意している学習ツールを使って学習を深める

指針として、Googleには独自に開設されたワークショップと認定試験があります。
認定試験合格すればGoogleから「アナリティクスについて一定の理解がありますね」とお墨付きを貰ったような状況でしょうか。

弊社のマーケティングチームも、それぞれが毎年この資格をきちんと更新できるように学習に取り組みます。
また、新しく配属されたメンバーはまずこの資格の取得を目指します。
「なんとなくアナリティクスを見る」ことを脱し、きちんとデータを読み取る力を身に付けてウェブサイトの改善や効果測定を行うことを目標としましょう。

今回は、そんなアナリティクスやウェブについて学習を深めたい時に役立つ「デジタルワークショップ」と「アナリティクス個人認定資格(GAIQ)」のご紹介です。

身に付けたいことを基礎から知る!デジタルワークショップ

デジタルワークショップではウェブサイトの仕組みやSEOについての基礎中の基礎から学習をすることができます。
ウェブとは?SEOとは?をきちんと知るために、まずはここから取り組んでみましょう。
分析の基礎となる考え方なども身に付くので本格的な学習を開始する前のスタートとして適していると思います。

デジタルワークショップ

このように、ビデオでの解説と理解度チェック、またそれぞれの章の終わりに学習度のチェックがあります。
理解度チェックは何度失敗しても再チャレンジOKなので、初めてウェブサイトの担当になった、これからSEOなどについて学習を始めたいという方にオススメですね!

デジタルワークショップの認定証取得コース

デジタルワークショップ
学習を進めていくと進捗に合わせてバッジが貰えます。
全26コースある学習が完了し、すべてのバッジが揃うと「デジタルマーケティングの基礎の認定証」の取得チャレンジができます。
この最終試験は全40問、合格は80%です。
合格すると認定証がダウンロードできるのでちょっと嬉しい。

デジタルワークショップ
ちなみに、デジタルワークショップにはアナリティクスやマーケティングに関する学習の他にも、仕事の生産性を向上させるための時間の有効管理やクラウド活用についてのカリキュラムなどもあり、面白いですよ。

デジタルワークショップ

https://learndigital.withgoogle.com/digitalworkshop-jp

更に深い知識を取得する、アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

アナリティクスアカデミー

アナリティクスについてより深い知識を得るために認定資格と学習カリキュラムが用意されています。
認定試験の設問は70問、時間は90分です。
制限時間内に完了しなかった場合は不合格となりますので時間に余裕が持てる時に行いましょう。

アナリティクスの仕組み、データ収集の方法やコンバージョン測定についてなど幅広いジャンルから出題されます。
中には引っ掛け問題のようにハマる問題もありますが、落ち着いて考えるとクリアできるのではないでしょうか。

受験するには?

スキルショップ

スキルショップ、もしくはアナリティクスアカデミーから講座を受講しましょう。
https://skillshop.exceedlms.com/student/catalog/browse
https://analytics.google.com/analytics/academy/

試験に関する学習として以下のカリキュラムが用意されています。

  1. Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の学習ガイド(初心者向けコース)
  2. Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の学習ガイド(上級者向けコース)

学習は動画による解説(英語ですが日本語字幕がついているので安心です)で視覚的に理解を深めることができます。

アナリティクスアカデミー

https://analytics.google.com/analytics/academy/
タグマネージャーの基礎、アナリティクスの基礎について学習ができます。
分析の基本から設定方法まで知ることができ、デモや動画を見ながら覚えることができます。
各コースの学習を完了すると認定証が貰え、FacebookやTwitterで共有することができます。

スキルショップについて

https://skillshop.exceedlms.com/student/activity/19137

スキルショップでは、他にもGoogleが公開している様々なツールについて学習を深めることができます。
例えばYoutubeの仕組みやGoogle広告の仕組み、それぞれに認定資格が用意されています。
※スキルショップからもアナリティクスアカデミーへ移動することができます。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の合格判定ラインは?

70問中、56問以上で合格です。80%ですね。
不合格になっても、7日後に再度受験することができます。
合格するとデジタルワークショップと同様に認定証が貰えます。

認定証

個人認定資格の有効期限は1年間となっていますので、期限が切れる時にも継続して資格を有効にできるよう知識をアップデートして行きましょう。

料金は?

受験料は無料、誰でも受験することができます。
テストはオンラインで行い、Googleアカウントの取得が必要です。

ウェブサイトの改善点を見つけるヒントを掴むために

このコラムでもアナリティクスやサーチコンソールの活用方法やポイントを公開していますが、アナリティクスやサーチコンソールは正しくデータを紐解くとユーザーの動きやサイトの改善点がわかる便利なものです。
また、改善点を見つけるには得られるデータから推測し、ユーザーの思考についての仮設を立てて検証することが大切です。
むしろいくらデータを見ることができてもこの検証がうまくいかなければ改善についてPDCAを回すことができません。
「ここだけを見れば良い」というものではありませんが、管理するウェブサイトの改善点について「気付き」を得るため、基本的な知識を身に付けておきましょう。

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