ドメインは更新をお忘れなく!

そろそろ2018年も年の瀬が近付いてきました。
今年も色々な事がありました・・・
こういう時に増えるご相談やお問い合わせがあります。

12月、もしくは3月末などのこう切りのいいタイミングあるあるといいましょうか。

「ホームページが表示されなくなりました!至急改善して下さい!」
と、慌ててご連絡をいただくことがあります。

ホームページが表示されなくなったという状況は一大事です。
とてもドキッとするものですので弊社でも丁寧にお調べ致します。

そこでほとんどの場合に当てはまるのがこちら。
「ドメインの更新切れ」
こればかりは弊社ではどうすることもできません。
システムの異常でもなく、データの間違いでもないのです。
ホームページが表示されない原因は「ドメインの更新手続きをしていなかったため」なのです。

ドメインの更新を忘れていたためにホームページが表示されなくなってしまったり、メールが利用できなくなってしまうということはとても大きな損失となるでしょう。
アクセス出来ると思ってクリックした場合にページが見つからない、これでは「あれ?お店がなくなった?」と思われてしまうリスクがあります。

それでは、この「ドメインの更新切れ」とはどういうことでしょうか。

ドメインとは?

これまでにもドメインについては何度がお話してきましたが、そもそもドメインとは何かというところから改めて確認したいと思います。

ドメインは、URLやメールアドレスの「○○○.com」や「△△△.net」などに利用しています。
例えば弊社の商品サイトであればURLが「https://reblo.jp」であり、この「reblo.jp」がドメインということになります。

ドメインは重複して使用することはできません。
ホームページのURLを思いついたり、メールアドレスの@以降を思いついた時、それが他の誰かにすでに使用されている場合は同じものを使うことができません。

ちなみに「.jp」は日本、「.us」ならアメリカと国別の識別がある他、
「.com」の一般企業用、「.co.jp」の営利法人用で会社ごとに1つしか取得できないものなど、色々な区分があり料金も様々です。

ドメイン取得の最大手には「お名前.com」がありますね。
思いついたドメインですでに取得されているのか、空きがあるかなどを検索することができます。
誰も利用していない場合、そのドメインを使用してメールアドレスを作ったりホームページを設定したりすることができます。

ドメインには有効期限があります

ドメインは取得すればずっと使えるわけではありません。
通常、1年~3年など期間を決めて使用料を支払います。つまり、その使用期間が過ぎても継続して使用したい場合は更新手続きが必要なのです。

そしてこのドメインの有効期限を更新しなければどうなるか。

権利を放棄するものとし、一定期間後にドメインはオープン化されてしまいます。
つまり、誰でもそのドメインに対し利用申請をすることが出来るようになってしまいます。

ドメインの更新手続きはしていますか?

ドメイン失効
ドメインの期間が切れる随分前に、ドメインを取得したところ(もしくは取得代行の会社)から連絡が入ります。
更新の手続きの案内と費用について通知され、手続きが完了すると無事にドメイン期限の更新ができます。

しかし、この「お知らせ」を見逃す方がとても多いのです。

毎日多くのメールを受け取っていると、迷惑メールと間違えてしまうこともあるでしょう。
もしくは、見ていても「まあ、後で良いか」と思っているうちに忘れてしまうこともあるでしょう。
届いた時に、忘れないうちに速やかに手続き(料金支払い)をしてしまうことが良いのではないでしょうか。

また、この時によく頂くお問い合わせに「どうしたら更新できるのかわからない」というものもあります。
正直、弊社でも正確にはわかりません。

一般的にドメイン管理用の管理画面が発行されていることが多く、もし変更していないのであればメールアドレスやIDとパスワードを用いてログインが出来るはずです。
そして、管理画面上から更新の手続きや支払いについてを選択できると思うのですが、こればかりはドメインを管理している企業によって方法が違います。

そのため、お客様自身でドメインを取得したときの会社や使用したメールアドレスなどを思い出して頂く必要があるのです。
弊社でも「お客様がご自分で取得されたものをURLに設定する作業」は行いますが、ドメインの管理までは行わないパターンも多くあります。
ですのでお客様がご自分でドメインを取得された場合は、IDやパスワードをお忘れの場合はお客様自身でお問い合わせいただくなどの作業が必要です。

ドメインの有効期限が切れてしまった場合はどうなるのか

さて、もしもドメインの更新期限のお知らせを見逃し続けて期限終了まで更新を忘れてしまった場合、もうドメインは帰ってこないのでしょうか?

この場合、一定期間であれば「猶予期間」としてドメインを再開することができるはずです。
速やかに管理画面から手続きを行い、料金の支払いを行ってください。

この猶予期間を過ぎてしまうと失効してしまい古いドメインを狙う業者にすぐ取られてしまうこともあり得ます。
オールドドメイン呼ばれ、長く運用されていたドメインにSEO的な価値を見出し売買用に集める企業や、同じようなサービス名やサイト名を考えていて、空いたタイミングで申し込みをされるケースなどがあります。
このようにドメインがオープン化されてしまうその前、猶予期間の間に再開の手続きを完了させるということが重要ポイントです。

ドメインについて調べたいときは

ドメインの有効期限を忘れてしまった、お知らせが来ていないような気がする・・・
そんなときはwhois情報を確認すると良いでしょう。

whois情報検索(お名前.com)引用元: https://www.onamae.com/service/whois/

確認したいドメインを入力し、チェックしてみて下さい。
ドメインの有効期限や公開連絡窓口、登録日などが記載されているかと思います。
(whois情報の公開代行サービスを利用している場合は連絡先がお名前.comやその他の代行先になっている場合があります)

また、ドメインの期限切れを起こしてしまいこの猶予期間に入ってから復活をする場合は、復活の手続きを行ったとしても、数時間~72時間程度の復活時間が必要となりますので「すぐにホームページが再開できる」というわけではありません。
ご注意下さい。

なお、ドメインが切れてからしばらく時間が経ってしまってからの復活となるとホームページが表示されない時間もその分長くなってしまいますので検索順位やインデックスに影響することも考えられます。

心配な場合は取得代行、管理代行サービスを利用する

更新を忘れそう、メールを見逃しそうなど心配な方は、ホームページやサーバーを管理している所に
「ドメインの管理もしてもらえるか」確認してみると良いでしょう。

ホームページやサーバー、メールと切っても切り離せない関係にあるドメインですから、滞りなく更新されることがベストです。
そのために、多くの場合ホームページやサーバーを管理しているところで同時にドメインの更新期限も管理していることかと思います。
もちろん、全て自分で手続きする場合と比べると若干割高になるとは思いますが、ドメイン切れによるホームページやメールがストップしてしまうリスクを思うと、任せておくのも良い手段ではないでしょうか。

ということで。

お願いですからドメインは忘れずに更新してください!!
と、心の叫びを記して2018年のコラムを締めたいと思います。
次回は年明けの更新になります!