モバイルファーストインデックスがデフォルトで適用になる

ということで、今回は英語の記事ですが気になるものをピックアップしました。

引用元: https://webmasters.googleblog.com/2019/05/mobile-first-indexing-by-default-for.html
順次移行、とされていたモバイルファーストインデックスですが、今後は新しいサイトに関しては最初からモバイルファーストインデックスで行われるようです。

「we’re happy to announce that mobile-first indexing will be enabled by default for all new, previously unknown to Google Search, websites starting July 1, 2019.」

2019年7月1日からということですから、もうすぐですね。

このコラムでも何度か取り上げて来ましたが、モバイルファーストインデックス自体は2018年から導入されており、これまで「準備が出来たサイトから移行」とされていたものです。
これで新しいサイトを作成する場合は基本的にスマートフォンでのサイト構成を考える必要があるでしょう。
ここで言う「新しいサイト」というものは「Googleがインデックスしていないサイト」であり、公開されているかどうかではありません。

ホームページを作ってもインデックスされないと検索結果に引っかかってくることはありません。
インデックスされていないのでリニューアルを検討し、検索結果に表示されるようになりたい・・・こんなケースもGoogleにとっては「新しいサイト」となります。

また、スマートフォンでの見やすさや操作性といったいわゆるモバイルフレンドリーであることはもちろん、パソコン用のサイトとスマートフォン用のサイトでURLを分けて用意している場合には、コンテンツに不足がないかなど注意を払う必要があります。
URLで紹介した記事の中にもありますが、現在Googleがおすすめしているのはパソコンでもモバイル端末でも同じURLを使って表現する「レスポンシブデザイン」です。

ちなみに現在、既に公開されインデックスされているサイトについてはモバイルファーストインデックスが適用されているのかどうかは、Search Consoleから送られてくる通知で確認することができます。
どこにそんなものが!?大丈夫です、そんなときは直接サーチコンソールを使って確認しましょう。

サーチコンソールでモバイルファーストインデックスを確認する

  1. URL検索
  2. カバレッジ
  3. ユーザーエージェント:スマートフォン用Googlebot

スマートフォンbot
この場合、モバイルファーストインデックスが適用されています。

されていない場合、以下のようにユーザーエージェントの部分は「パソコン用Googlebot」と表示されています。

PC版Googlebot

こんな表示ですね。
モバイルファーストインデックスがデフォルトになったとしても、現在既にインデックスされていて「パソコン用Googlebot」と表示されているサイトについては、変わらず準備が出来たサイトから移行するという流れのようです。

どちらにしても、いよいよスマートフォン中心の設計から逃れられないなあと思う次第です。
こうしてコラムを書いたり仕事をしたりするときは確かにパソコンを主に使用するのですが、やっぱりちょっとした調べ物をしたり自分の自由な時間に使用するのはタブレットやスマートフォンが多くなるのです。

と、いうことで今回はネタとしては短いのですがこれにて。
新しくホームページを作る時の覚書として頂ければと思います。