コンテンツをバージョンアップするということ

コンテンツの更新頻度とSEO

以前、コンテンツマーケティング・コンテンツSEOに取り組む上で更新するネタがどうしても思いつかない、アップデートの必要がある場合に古い記事をリライトすることについて書きました。
今回はこの「古い記事をリライトする」というポイントについて更に深堀りしていきたいと思います。

どんな時に古い記事をリライトするのか

コンテンツを作成したあと、ユニークユーザー数を計測したりコンバージョンの増加を計測したりすることと思います。
せっかく作成したコンテンツがどのくらい成果を出しているかは気になるものです。
コンバージョン(問い合わせ)があれば嬉しいものですし、自分の作ったコンテンツにいいねが付いたりSNSでの拡散が行われているとワクワクしますよね!

一方、作ったコンテンツが見られていない・検索されていないということもあるでしょう。
その場合はコンテンツのメンテナンスをしてみましょう。
リンクを増やすことであったり、構造やHTMLの書き方だったりに目が行きがちですが、記事の中身に少しの修正を加えるだけで見違える結果になることもあります。

新しい情報(アップデート)がある場合

コンテンツを書いた当初、最新の情報に基づいて書かれたものも時間の経過によってその情報が更新されたり新たな議論が生まれていたりします。
例えば「SEOについて」の記事。

2008年頃に書かれたものと、2020年を間近に控えた現在書かれたものでは随分と内容が異なることでしょう。
根拠となる情報がアップデートされている場合、作ったコンテンツもアップデートが必要です。
その際には、情報を追記した時期や内容をわかりやすく記しておきましょう。

例:「この記事には更新情報があります(2019.12.16)」

補足する、更に詳しく説明した方が良い場合

コンテンツを作成してみたものの、良く読んでみると文章がつながらない場合や説明に不足があり書き手の意図が読み手に伝わらない場合。
もしくは、専門用語などを利用している記事ではその内容を詳しく説明するなど解説的な要素を加える手法です。

ページに記載した情報が多すぎる場合

先程とは逆に、情報を盛り込みすぎてしまい結局何が言いたかったのか伝わらない場合や、複数のキーワードが入り混じり内容がブレてしまう場合には
いっそ必要な情報だけに絞って記事を分割することも良い方法です。
キーワードのばらつきを抑えるとともに、テーマを絞ることで伝わりやすいコンテンツに整えて行くのです。
その際、別のキーワードが登場するときはそれに基づいたページへの内部リンクという形で設置できると良いでしょう。

例:以前、コンテンツを書くことに慣れるためのヒントとして7つのポイントをご紹介しましたが……

リライトする場合はどこを見直すのか

見出しやタイトルを見直す

コンテンツを公開してもクリックされていない、そんな問題がある場合には見出しやタイトルを見直してみましょう。
キーワードがきちんと使用されているか、またコンテンツの内容がタイトルからきちんと想像できるか。
読み手に伝わらないタイトルではクリックされることはありません。

ディスクリプションを見直す

検索結果に表示されるそのページの概要を抜粋した部分を「スニペット」と呼び、そこに表示されるものが「ディスクリプション」です。
正式にはmeta description(メタディスクリプション)と言います。
検索結果においてページタイトルの下に表示されるため、ユーザーはここを見てそのページにかかれているおおよその内容を推測します。
つまり、簡単にページやサイトの説明がされており、ユーザーが探しているキーワードが含まれていることで「自分が探しているものはこれなのか」と認識して貰うことができるのです。
このディスクリプションを最適化することは検索からページへ誘導するために大きな役割を持っており、うまく活用することで流入数を増やす事が期待できます。

書き出しを見直す

どうもこんばんは、大変お世話になっております…まさかこんな書き出しでコンテンツが始まるケースはそう無いと思いますが、
ページを開いてまず「読み進めたい」と思う書き出しはどんなものでしょうか。

導入部分で「何をテーマに書いているのか」が伝わること、要点を整理していることが重要です。

内容の充実したコンテンツになると、導入部分では概要の説明の他に目次などが設置されることもあります。

よくある手法

  • 目次を設置する
  • 「この記事は○分で読めます」とおおよその目安を示す
  • まとめを最初に記載する

いずれにしても、ページに訪れたユーザーにきちんとコンテンツを読んでもらうための仕掛けです。
「あなたの探していることがここに書かれていますよ」ということが伝われば、滞在時間の改善につながることでしょう。

ということで、以下まとめです。

いつ?

  • コンテンツにアクセスされていない、離脱率や滞在時間が高い時
  • 記載した情報にアップデートがある時
  • 内容について補足する時
  • コンテンツ内の情報が多すぎる時

見直しポイントは?

  • 見出し
  • ディスクリプション
  • 書き出し

どんな風にリライトする?

  • コンテンツの内容にキーワードが含まれている
  • ディスクリプションにキーワードが含まれている
  • キーワード(つまりテーマ)は複数ではなく、わかりやすく絞られている
  • 何をテーマに書いているのか導入で伝えられる

公開したコンテンツはそのままにして置くのではなく、アクセス数や滞在時間、その他目指す指標から観測しメンテナンスを行ってより良いものにブラッシュアップしていきましょう。