不動産業界では、自社ホームページや不動産ポータルサイトを活用した集客がますます重要視されています。
さらに、X(旧Twitter)・Instagram・TikTokなどのSNSやWeb広告を活用し、ターゲット顧客の関心を引きつける不動産会社が増えてきました。
しかし、これらの広告を効率的に運用するには、自社ホームページや不動産ポータルサイトを活用することが欠かせない一方で、物件情報の掲載作業には時間と手間がかかるのが課題です。
この課題を解決する方法として注目されるのが、物件連動システム(物件コンバーター)の導入です。
今回は、自社ホームページや不動産ポータルサイトをどのように活用すれば集客効果を最大化できるのか詳しく解説していきます。
目次
物件連動とは
物件連動とは、不動産会社が管理する物件情報を、自社ホームページや複数の不動産ポータルサイトへ自動的に反映させる仕組みのことです。
不動産会社が集客のために、使用しているサイトすべてに一つ一つ物件情報を手入力で作業するには、多くの時間がかかり誤入力のリスクも伴います。
物件連動システムを活用すれば、一つのシステムに物件情報を入力するだけで、使用しているサイトに情報をまとめて掲載することが可能です。
例えば、物件写真や説明、価格情報などを一度登録するだけで、それが自動的に複数のサイトへ反映される仕組みです。
これにより、不動産会社は手入力での作業負担を軽減し、大幅な時間短縮が期待できます。
また、入力ミスや情報の齟齬が減るため、データの正確性と信頼性も向上します。
物件連動の3つのメリット
物件連動におけるメリットを3つご紹介します。
作業の効率化
一つのシステムに物件情報を入力するだけで、自社ホームページや不動産ポータルサイトに自動的に反映されるため、入力の作業時間が削減されます。
データの一元管理
物件情報を一つのシステムで管理できるので、情報の一貫性が保たれます。
一度正確な情報を入力すれば、使用しているサイトに反映されるため、入力ミスも削減されることでしょう。
広告効果の最大化
自社ホームページや不動産ポータルサイトに物件情報を掲載することで、露出度を高め、より多くの顧客にアピールすることが可能です。
さらに、不動産ポータルサイトごとに利用者層が異なるため、複数のサイトを活用すれば広告効果をより高めることが期待できます。
また、ユーザーの検索行動として、不動産ポータルサイトで気になる物件を見つけた後、自社ホームページへ流入するケースが多く、アクセス増加にもつながります。
不動産ポータルサイトとは何か
不動産ポータルサイトは、不動産の物件情報を集めて紹介する役割を担っています。
さまざまな種類がありますが、中でもSUUMO・HOME’S・at homeの3つは「3大ポータルサイト」として知られています。
これらのサイトは、不動産会社そのものではなく、掲載している不動産会社から広告料を受け取って物件情報を掲載している広告媒体です。
それぞれ料金体系や集客の得意分野が異なる点が特徴です。
この3大不動産ポータルサイトの特徴を詳しくご紹介します。
SUUMO(スーモ)
SUUMOは、リクルート社が運営する不動産ポータルサイトです。
料金体系は、主に従量課金制を採用しており、掲載する物件数に応じて料金が変動します。
そのため、予算に合わせて掲載物件数を調整できる点が大きな特徴です。
さらに、SUUMOは各種ホームページやSNSを活用した広告を積極的に展開しており、高い集客効果が期待できる点も大きな魅力です。
HOME’S(ホームズ)
HOME’Sは、LIFULL社が運営する不動産ポータルサイトです。
料金体系は、反響課金制を採用している点が最大の特徴です。
反響課金制とは、HOME’Sに掲載された物件情報に対して、問い合わせが発生した場合のみ料金が発生します。
問い合わせがなければ費用がかからないため、不動産会社にとってリスクを抑えて掲載できる点がメリットです。
ただし、一つの物件に問い合わせが集中すると、その分課金が重複してしまうため、問い合わせの状況や成約率次第では従量課金制よりも費用が高くなる可能性がある点には注意が必要です。
at home(アットホーム)
at homeは、アットホーム社が運営する不動産ポータルサイトです。
料金体系は、従量課金制を採用しているので、掲載する物件数に応じて料金が発生します。
SUUMOやHOME’Sが、主に大都市圏の物件情報を中心に掲載しているのに対し、at homeは地方の不動産会社にも対応している点が大きな特徴です。
また、全国に加盟店を展開し、不動産会社間の物件流通をサポートしているため、地方や郊外に店舗を構える不動産会社にとって、特に使いやすいサービスと言えるでしょう。
物件連動システムを選ぶポイント
自社ホームページや不動産ポータルサイトに連動できるからといって、どの物件連動システムでも良いわけではありません。
例えば、以下のようなポイントに違いがあります。
- 2時間ごとに連動されるシステムでは、競合他社よりも早く物件情報を公開でき、問い合わせのチャンスを逃さない
- 初期費用が高い分、連動できる不動産ポータルサイトの数が多い
- 不動産ポータルサイトへの連動だけでなく、入力した物件情報を基礎データとし、物件管理や問い合わせ対応といった一元的に管理できる
料金、連動できるサイト数、連動時間など重要な要素を比較し、自社に最適な物件連動システムを活用しましょう。
不動産ホームページ・ポータルサイトへの連動が重要な理由
ユーザーの検索行動として、不動産ポータルサイトで気になる物件を見つけたら、その物件名で再度検索し、自社ホームページへ流入するケースが多くみられます。
このため、多くの不動産会社が自社ホームページと不動産ポータルサイトの両方を活用しています。
それぞれの役割を簡単に言えば、以下のように分けられます。
- 自社ホームページ :Web上の店舗
- 不動産ポータルサイト:広告代理店
「どちらか一つだけ活用すれば十分では?」
「自社ホームページを広告配信すれば解決するのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、ここには広告費の問題が大きく関わってきます。
インターネットで頻繁に目にする大手不動産会社のホームページには、莫大な広告費が投じられています。
しかし、不動産会社の主な業務である物件の仲介や売買に専念するため、数千万円から数億円単位の広告費をかけるのは現実的ではないでしょう。
さらに、どれほど高品質なコンテンツを用意しても、検索エンジンで表示されなければユーザーの目に触れることがなく、結果として十分な効果を発揮できません。
自社ホームページを作成する目的は、「集客力のあるホームページを通じて物件の成約率をアップさせること」です。
そのためには、できるだけ多くのユーザーに見てもらうことが欠かせません。
この点で、不動産ポータルサイトとの連動は、自社ホームページの集客力を高め、より多くのユーザーに物件情報を届けるための重要な手段となります!
リブロが連動できるシステム一覧
弊社が提供する「Reblo(リブロ)」は、不動産業界に特化したホームページ作成ツールです。
物件連動システムではありませんが、その分コストを抑えながら集客力の高い自社ホームページを作成可能です!
さらに、リブロは多数の物件連動システムに対応しているため、お客様がご利用中の物件連動システムと組み合わせて、自社ホームページを最大限活用いただけます。
物件連動システムは、集客力アップにつながる方法の一つです!
物件連動システムとは、不動産会社が管理する物件を自社ホームページや複数の不動産ポータルサイトへ自動的に反映させる仕組みです。
物件連動を活用することで
- 作業の効率化
- データの一元管理
- 広告効果の最大化
といった3つのメリットがあり、自社ホームページや不動産ポータルサイトからの反響を増やすことが期待できます。
そのため、自社に最適な物件連動システムを選定することが集客成功の鍵となることでしょう。
また、リブロは不動産専門のホームページ作成ツールで、多数の物件連動システムに対応しています。
「希望する物件連動システムが使用できない」
「物件連動システムを変更しないとホームページを切り替えられない」
といったお悩みもリブロは柔軟に対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!