前回のコラムの中でGoogle検索システムのアップデートについてお伝えしました。
Googleのアップデートは繰り返し実施され、それらのGoogleアルゴリズムの変化によって検索順位にも影響します。
検索順位を決定する幾つか要因の一つではないかとよく耳にする言葉で
「ドメインエイジ」というものがありますが、
この「ドメインエイジ」とは何かご存じでしょうか。
そしてドメインエイジが検索順位を決定する要因の一つになるのか、
そうであればここは気になるところ。
今回はドメインエイジとは何かという内容も含め、詳しく見ていきましょう。
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Contents
まずドメインとは?
ドメインエイジを説明する前にまずは「ドメイン」について説明していきます。
ドメインはどのWEBサイトでも必ず設定されていて
よくインターネット上の住所というように言われています。
例えば以下のようなURLのサイトが存在したとします。
「https://www.abcde.com」
この時にURLの中のabcde.comがこのサイトのドメイン名となります。
wwwはホスト名といってサーバーのことです。
このドメイン名によって、インターネット上のどこに情報があるかということを指しているため
インターネット上の住所と呼ばれています。
インターネット上に存在するWEBサイト全てにドメインがあり、ドメインがなければWEBサイトを開設することはできません。
また、世界中に同じドメインのものは存在しないので、ドメイン名は唯一無二のものなのです。
ドメインエイジとは
さて、上記でドメインについてお伝えしましたが、
ここからドメインエイジについて説明していきます。
ドメインエイジとは「エイジ=年齢」、
ドメインの年齢ということです。
なんだそのままの意味だけなら何となくわかるからいいや…
となってしまいそうですが、ここからが今回の本題です。
ドメインの年齢であることに間違いはありませんが、
このドメインエイジがSEOに関係しているか?ということが重要です。
また、ドメインの年齢はドメインを取得した日からではないのでその点もぜひ覚えておいてください。
ドメインエイジはSEOに有効なの!?
ドメインエイジのSEO効果について
「ドメインが古い(ドメインの年齢が長い)方がSEOに効果があって良い」こんな言葉を聞いたことありませんか?
しかし結論を言ってしまうと、ドメインエイジはSEOに関係ありません。
Googleのジョン・ミュラー氏は2017年、そして2018年にもドメインエイジが検索の順位に関わらないことを述べています。
ドメインエイジがSEOに関係あると言われていたのは以前のことです。
このコラムサイトのSEOに関する記事の中でもよく出てくるところですが
Googleのアップデートは繰り返し行われていて、検索順位を決定する要因も変わります。
今回のドメインエイジのSEO効果も以前は注目されていました。
しかし今は単純に古いドメインを使用したからといって
WEBサイトが上位表示されることはないのです。
もし今、ドメインエイジがSEOに有効とされていたら
WEBサイトに情報がない(内容が薄い)サイトもドメインが古いからといって上位表示されてしまうかもしれません。
それではユーザーが求めている情報がないですし、Googleが掲げている
ユーザーにとって役に立つ・使いやすいサイトという部分からも離れてしまいますよね。
ドメインが新しくても(ドメインの年齢が若い)サイト内には豊富な情報量がありコンテンツも整っているサイトであればGoogleから評価されます。
反対に、古いドメイン(ドメインの年齢が長い)だからといって
サイトに情報がなく質の低いコンテンツばかりであったりサイトを更新しなければGoogleから評価されません。
もちろん、古いドメイン且つユーザーにとって有益な情報があり更新もしている場合は別ですが…
つまりドメインが古いからサイトが評価されているのではなく
古いドメイン=長年の運用実績ということに加えサイトをしっかりと更新しているから評価されています。
ドメインエイジはいつから?
ではドメインの年齢はいつからスタートするのでしょうか。
「ドメインが取得された日から」と考えてしまいますが
実は「ドメインを取得してGoogleにインデックスされた日から」が正しいのです。
なのでドメインを取得してそのまま放置していてインデックスされなければ
それは意味がないことになります。
ドメインの年齢が長い方がGoogleから信頼される・評価されると言われるのは
繰り返しになりますが、そのドメインの実績ありきのことです。
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中古ドメインはSEOに効果があるのか
ドメイン取得には新規取得と中古のドメインを買うという2つの方法があります。
先程、ドメインエイジはドメインを取得してインデックスされた日からとお伝えしました。
ということは中古ドメインを取得すれば良さそうですよね。
中古ドメインは以前にそのドメインを使用していたドメインの力を引き継ぐことができます。
しかし、中古ドメインを取得する際には注意も必要です。
古いドメインの力を引き継ぐことができるということは
そのドメインが過去にペナルティを受けていた場合や質の低いドメインだった場合には
悪影響がでてしまう可能性があるからです。
もちろんしっかりと運用されていたサイトのドメインならば良いですが
単純に取得した後に放置していただけのものや、過去にガイドライン違反をしてペナルティを受けたなどの理由によってドメインが販売されている場合もあるので
過去に誰がどんなサイトを運営していたかということを調べた上で利用する必要があります。
また、中古とはいえドメインエイジが1.2年のものは新規取得したものとほとんど変わらないです。
結局、SEO対策で重要なことは…
SEO対策で重要と言えることはやはり
ユーザーが求めている、ユーザーにとって有益な情報を発信することです。
古いドメインだからという理由だけで
多少扱いが難しい中古ドメインを使用してWEBサイトを運営するよりも
まずは新規ドメインでも質の高いコンテンツを作成してサイトの中身を整えていくことが大切です。
新規ドメイン(ドメインの年齢が若い)でも十分にサイトを上位表示することは可能です。
結局質の高いコンテンツが大事というところにたどり着いてしまいますが
そのくらい重要ということですね。
ユーザーファーストを掲げているGoogleなので
ユーザーに有益な情報を提供することはこの先も変わらず大切なことです。
新規で取得したドメインだからなかなか上位表示されないと落ち込む前に
情報量のある良いサイト作りをしていきましょう!
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