あっという間に1年が経ち、もう少しで新年度を迎えますが、
新年度からWEBの担当者・サイト運営に携わる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時にWEB担当者の方なら一度は利用するであろうツールの一つに
「Googleアナリティクス」があります。

これまでもGoogleアナリティクスについて少し触れてきましたが
今回は「初級編」として、まず覚えておきたいGoogleアナリティクスの用語について説明していきます。

Googleアナリティクスで目にする用語は本当に数多くあるので
まずは第一弾として今回ご紹介する内容はチェックしてみてください。

そもそもGoogleアナリティクスで何ができるの?

まず用語の説明に入る前に、そもそもの「Googleアナリティクスでできること」について簡単に説明しようと思います。

GoogleアナリティクスはGoogleが提供しているアクセス解析ツールです。
サイトに訪れたユーザーの行動に関するデータを収集することができます。

  • サイトをどのくらいの人が見ているのか
  • どこから来ているのか
  • どのデバイスを使用しているのか
  • よく見られているページは何か
  • コンバージョン数(お問い合わせ・資料ダウンロード・商品購入など)はどのくらいか

上記は一例ですが、このようなデータを確認することができます。

ユーザー行動のデータによって
WEBページへの施策と改善を繰り返し、最適化していくことができるのです。

そしてGoogleアナリティクスは
Googleアカウントがあれば無料で利用することができます。
無料ですがとても高機能で便利なツールです。

WEBサイトを運営していく時にはとても重要な役割を果たすツールがGoogleアナリティクスなのです。

アナリティクスの用語

まず最初に覚えたい!Googleアナリティクスの用語集

さてここから、いくつかの用語をピックアップして説明をしていきます。
アナリティクスを使用する時に、よく耳にする用語だと思います。

ユーザー

ユーザーはサイトに訪問してきたユーザー(人)です。
ユニークユーザー(UU数)とも呼ばれます。

ユーザー数は、
同一ユーザーがある特定の期間の中で3回サイトに訪問していたとしても
Googleアナリティクスでカウントされるユーザー数は「1」となります。
特定の期間で何回訪問しても、何ページ見ても、
サイトを訪問したユーザーの数がカウントされます。

しかしこのユーザーは正確には「ブラウザ」単位で判別しているので
例えばAさんがGoogleChromeとFirefoxを使ってサイトに訪れていた場合には
ユーザー数は「2」となります。

また、PCを使用しているのかスマホを使用しているのか、
これによってもユーザー数が変わります。
なのでAさんが同じサイトをPCとスマホから見た場合にも
ユーザー数は「2」となります。

セッション数

セッションはユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでのことを指します。
セッション数はサイトに訪問した数のことです。

セッションはユーザーの1回の訪問が「1セッション」としてカウントされるので
1回の訪問でサイト内を遷移して何ページ見ていてもセッション数は「1」です。

しかし、セッションが切れるタイミングがあるので
同一のユーザーが一度セッションが切れた後に再度訪問した場合は
セッション数「2」となります。

セッションが切れるタイミングとしては以下のような場合に切れます。

  • 日付が変わった時
  • 30分間ページ上で何も操作がなかった時
  • 参照元が変わった時

ページビュー数

ページビュー(PV)数は、ユーザーがページを閲覧した回数のことです。

1セッションで1ページしか閲覧していなければページビュー数は「1」で
1セッションで3ページ閲覧した場合にはページビュー数は「3」となります。

また、ページビューはユーザーがページを読み込んだ時にカウントされるので
ページのリロードやブラウザの戻るボタンで戻った場合にもカウントされます。

直帰率

直帰率は、ユーザーがサイトを訪問して何もせずに(到着した1ページだけを見て)
離脱・ブラウザを閉じた人の割合です。

離脱率

離脱率は、ユーザーがサイトに訪問してページを遷移して、
最後に閲覧したページの割合です。
サイト内のどこのページで離脱したかが示されます。

直帰率と離脱率については以前の記事で紹介していますのでご覧ください。

トラフィック

トラフィックはサイトを訪問したユーザーが、どこから来たかを表示する項目です。
自然検索で検索エンジンから来ているのか、広告やSNSなのか…という経路のことです。

チャネル

チャネルはトラフィックを分類した時の一番大きなグループのことです。
Googleアナリティクスのデフォルトの設定では、チャネルは以下の10個があります。

  • Organic Search(自然検索)
  • Paid Search(有料検索)
  • Display(ディスプレイ広告)
  • Other Advertising(他の広告)
  • Affiliate(アフィリエイト)
  • Referral(その他参照元サイト)
  • Social(ソーシャルメディア)
  • Email(メール)
  • Direct(直接の流入)
  • Other(その他の流入)

ランディングページ

ランディングページは、ユーザーが最初に閲覧したページのことです。

リアルタイム

リアルタイムはサイトに訪問しているユーザーの動きを
リアルタイムでその瞬間に確認することができます。

コンバージョン

コンバージョン(CV)は目標を達成した訪問者数のことを指します。
アナリティクスのコンバージョンは、目標が設定されていなければ表示されません。

サイトによって何がコンバージョンとなるか異なりますが、
資料請求や商品購入、会員登録などの完了画面を目標URLに設定し、
ユーザーがそのページを訪れた時にアナリティクス上で計測されます。

まとめ

とても便利で高機能なGoogleアナリティクスですが、
活用するには用語や使用方法など覚えることがたくさんあります。
ユーザー数・セッション数・ページビュー数の3つも、最初に混乱する部分の一つだと思います。

今回ご紹介した用語は、まだまだごく一部で紹介しきれないですが
活用するにはしっかりと用語の意味を理解しておくことが大切です。

自社ホームページや運営している媒体などに対して、Googleアナリティクスから収集したデータを元に、
サイトをさらに良いものにしていくためには何ができるか、そのヒントが様々なところに隠れています。

WEBからの集客力をアップしていくために
Googleアナリティクスは必要不可欠なツールと言っても過言ではありません。

今回は初級編の用語説明でしたが、また次回でもGoogleアナリティクスについてもう少しご紹介していきたいと思います。