SEOとユーザービリティの関係性を紐解く
ユーザビリティについては、本コラムでも何度か記事の中に出てきましたが、
今回はユーザビリティとSEOは関係しているのか?ということをテーマにお届けします。
SEOだけに注力して構築されたサイトは、ユーザーにも喜ばれるサイトになっているでしょうか?
もちろんSEOを頑張って、多くのユーザーにアクセスしてもらうことは大切ですが、
ユーザビリティにも配慮したサイトにすることでSEO効果もさらに発揮することができるのです。
Contents
SEOとユーザービリティはどんな関係性があるのか?
まず、ユーザビリティについてですが、
ユーザビリティとは「人間がモノ(製品・サービス)を使う時の扱いやすさ」を意味します。
「使いやすさ」「使い勝手」といった意味合いがありますが、
特定のユーザーが目的を達成するための使いやすさであったり満足度を表します。
自社のターゲットユーザーのことをいかによく考えているか、ということがポイントとなります。
また、サイトのユーザビリティを見直す方法については以前の記事でも詳しくご紹介しているので、自社サイトのユーザビリティを見直す時には参考にしてみてください。
そしてWEBサイトにおいてユーザビリティが高い状態とはこのようなことがポイントとして挙げられます。
- ページの読み込みが速い
- 見たいコンテンツに迷わず辿り着ける(サイト内の導線が分かりやすい)
- 文字の見やすさ、読みやすさ(大きさや色など)
- リンクがクリックしやすい、わかりやすい
上記で挙げたユーザビリティが高い状態のサイトは、
ユーザーもサイトにアクセスしたくなりますし、サイト内を回遊したり商品購入や問い合わせなどの行動を起こす気になるでしょう。
また、WEBサイトにはコンテンが必要不可欠なので、
Googleの本質でもある「ユーザーにとって有益で質の高いコンテンツを提供すること」もユーザービリティの高いサイトにするためには重要です。
そして、そのようなユーザビリティが高く「使いやすいサイト」には、
UI/UXというサイトのデザインやユーザー体験(サイトを使用して得る経験)も関係しています。
ですので、UI/UXを考えたデザインとコンテンツの質が高く「使いやすいサイト」であればユーザー満足度が高くなり、そのサイトはユーザビリティが優れていると言えるのです。
また、ユーザーがアクセスしたくなったり、サイトを回遊して滞在時間や閲覧数が伸びることも、
「多くのユーザーが利用しているサイト」と検索エンジンが判断して上位表示につながる要素なので、ユーザビリティを高めることはSEOにも効果があるということになります。
ユーザービリティを高めるSEO施策
コンテンツの質を高める
前述の通り、WEBサイトはコンテンツがあってこそです。
コンテンツがあることでユーザーはサイトにアクセスし、
そしてサイトにアクセスするユーザーが存在することでユーザビリティの需要が発生します。
コンテンツの内容、ボリューム、キーワードの選定など、
ユーザーが本当に求めていることを明確にしたうえで、役に立つ有意義な情報を提供するようにしましょう。
また、情報を充実させることは大切ですが、あまりにも長文すぎるコンテンツにならないように注意が必要です。
長文のコンテンツで文字数が多ければ、キーワードも多くなるので、SEOにも強い気がしますが、
長文すぎるとユーザーはあまり内容を読まずに、離脱の原因にもなってしまいます。
そのため、長文になりそうな場合は、見出しや目次を設置するなど、ユーザーが読みやすくなる工夫をすると良いでしょう。
ページの読み込み速度を見直す
Googleでは、ページの読み込み速度も、検索順位の決定要因の一つです。
また、これはユーザーにとってもサイトを利用するうえで重要なポイントです。
ページの読み込みが遅いと、多くのユーザーがページが表示される前に離れてしまいます。
これはコンバージョンにも関わり、ページの読み込みが1秒遅くなるとコンバージョンが7%減ってしまうと言われる程です。
容量の大きい画像データや動画の埋め込みなどは、読み込みが遅くなる原因の一つです。
ユーザーがストレスを感じてしまうと、直帰率も高くなるのでページの読み込み速度の確認も忘れないようにしましょう。
モバイルユーザーへの配慮
近年は、モバイル端末(スマホ)を利用してインターネット検索をするユーザーが大半を占めています。
そして、Googleのアルゴリズムのアップデートにより、
モバイルのユーザビリティが評価指標として重視されるようになっています。
スマホから閲覧した時にしっかりと最適化されているか、見やすいものになっているか、
デスクトップから閲覧した状態だけではなくスマホからの見え方も意識することが大切です。
また、モバイルユーザビリティについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
検索結果で上位表示をさせるためにSEOを考えて施策を行うことは大切ですが、
同時にユーザビリティを考慮することも重要です。
そしてユーザビリティを向上させることはSEOにもつながるので、
ユーザーの使い勝手も意識したサイトを作成しましょう。