不動産のSEOって何をやればいいの?

最近弊社サイトへの検索、流入キーワードを見ていると「不動産 SEO」「不動産 集客 方法」というキーワードがありました。
そこで少し久しぶりに不動産業界のWEB集客をテーマにお届けしようと思います。

今回はその中でもロングテールキーワードでの集客という部分に焦点を当てて不動産業界のSEOを考えていきます。

SEOは集客に即効性があるわけではないものの、継続して施策を続けていくことでサイトが成長し、反響を獲得することに結び付いていくのです。

不動産のSEOって何をやればいいかわからない、そんな時こそロングテールキーワードに注目してみてください。

ロングテールキーワードとは

まず、ロングテールキーワードでの対策というのは不動産業界に限らずSEOにおいて重視されていることです。
しかし不動産業界のSEOこそロングテールキーワードでの上位表示を狙うことは有効で、できることが多くあるのです。

以前の記事でもロングテールキーワードについては何度か解説していますが
ロングテールキーワードとは検索ボリュームの少ない3~4語の複数の単語を組み合わせた検索キーワードのことで、例えば「赤坂 1LDK ペット可 駅近」などです。
そしてロングテールキーワードに対する対策をロングテールSEOと言い、
具体的には、ロングテールキーワードに基づいてコンテンツを量産していくSEOの手法のことです。

ロングテールキーワードはそれぞれの検索ボリュームは少ないものの、
サイト全体の検索ボリュームを見ると、ビッグワードである「赤坂 賃貸」などのキーワードよりも検索ボリュームが多いのです。

不動産業界におけるロングテールSEOでの集客

さて、SEOを考えた時にどうしてもビッグワードでの上位表示を目指したくなるのですが、ビッグワードでの検索結果の上位はいずれも大手ポータルサイトです。
そしてこれらの大手ポータルサイトよりも上位表示を目指すことは容易ではありません。

もちろんロングテールキーワードだからと言って簡単に上位表示が可能というわけではないのですが、ビッグワードに比べると競争率が低いので、上位表示を狙いやすいということが言えます。

また、実際に自社ホームページの検索、流入キーワードを調べてみた時に、
「エリア 賃貸」などのビッグワードはどのくらいあるでしょうか?
おそらくビッグワードでの検索や流入が少ないことがほとんどだと思います。

ということはその他の様々なキーワードの中にユーザーが本当に求めるニーズがあるということであり、ビッグワードでの上位表示が全てではないのです。
ですのでそれらの様々なキーワードへの対策が重要であり、コンテンツを作成していくことでユーザーのニーズに応えることができるのです。

ビックワードとロングテールキーワードで検索するユーザー

繰り返しになりますが、ビッグワードでの検索結果の上位は大手ポータルサイトです。

そしてポータルサイトには、複数の不動産会社の情報や同じ物件が掲載されているため
ユーザーは大抵上位のポータルサイトを閲覧すれば調べることに満足してしまうので、他サイトと比較することなく検索をやめてしまうことが多いです。

ということはこの段階では情報収集をするだけで購買意欲はそれほど高くないと考えられますが、
ビッグワードで検索するユーザーはこの段階のことが多いのです。

対して、購買意欲が高くなってきているユーザーは
最初の情報収集の段階から少しずつ条件を絞り込んで検索をしますが、その段階のユーザーが検索するキーワードがロングテールキーワードです。

そして大まかな情報収集から比較検討の段階に入っていくので、
ポータルサイトなど上位1.2位のサイトだけでなく、それ以下のサイトも閲覧してより詳しい情報を集めて比較をしていくのです。

ですので、ビッグワードとロングテールキーワードで検索するユーザーでは購買意欲の高さも異なるということが言えます。

ロングテールSEOの重要性

前述の通り、ロングテールキーワードで検索するユーザーは1.2位以下のサイトも閲覧します。

ですのでロングテールSEO施策として、様々なキーワードに対するコンテンツページを作成しておくことでより多くのユーザーの目に触れる機会を増やすことができるというわけです。

また、ロングテールキーワードでユーザーのニーズに応えるコンテンツで上位表示を目指すことで、アクセスだけでなく、購買意欲の高いユーザーからの反響獲得にも近づきやすくなります。

そして、ユーザーの目に触れる機会を増やすためには検索結果に表示されるページがトップページではなくても良いということが言えます。

SEOに取り組んでいるとどうしても、「検索結果にはサイトのトップページが表示されるのが良いのではないか?」と考えてしまいがちです。
しかしトップページ以外のページであってもユーザーの目に触れることはできますし、
寧ろトップページではなく検索したキーワードに対応するページが表示される方がユーザーは情報を探しやすいでしょう。

以上のことから、ロングテールSEOで様々なコンテンツを準備しておくことが重要となります。

ロングテールSEOで集客するメリット

まず、ロングテールキーワードはユーザーのニーズを把握しやすいため、
コンテンツにもしっかりとニーズを反映させやすく、コンテンツの情報量も自然と増やすことができます。

例えば「赤坂 賃貸」と「赤坂 1LDK ペット可 駅近」というそれぞれのキーワードに対してコンテンツを作成する時に
後者のキーワードの方が具体的にコンテンツの内容をイメージできるのではないでしょうか。

またそこで重要なポイントがオリジナルな情報を取り入れることです。
せっかく検索結果の1ページ目に表示されたとしても、基本的な情報や他社とほとんど同じ情報ではただユーザーの目に触れるだけになってしまいます。
アクセスを増やすことが目的であればそれでもいいかもしれませんが、最終的な目的は反響だと思います。
ですのでコンテンツの内容がとても重要なポイントとなります。

物件情報をより詳しくしたり、地域の情報を盛り込んだり、実際にスタッフが物件を見て感じたことなど、オリジナルな内容にすることがポイントです。
物件の基本情報だけでなくプラスαの内容は、ユーザーにとって大切な情報となります。

また、ロングテールキーワードによってコンテンツが作りやすくなるということから、
コンテンツが増えれば当たり前ですがサイト自体のボリュームも増えます。
そうすることでサイトが成長していき、サイトが成長するということは上位表示やアクセスの増加、そしてユーザーからの信頼を得ていけば反響獲得などにも結び付いていきます。

まとめ

ロングテールSEOは上位表示を狙いやすいというメリットがありますが
ただ上位表示を目指すだけでなく、ユーザーのニーズに応えながらコンテンツに情報を増やすことがポイントです。

またキーワードに基づいて複数のコンテンツを作成していくことは
サイト全体のボリュームも増えていきますし、安定的にアクセスを増やすことにつながります。

ロングテールSEOは、ポータルサイトではできません。自社ホームページだからこそできることです。
ポータルサイトには書ききれない情報を自社ホームページで発信していくことが肝心です。
自社ホームページだからこそできるSEO施策に取り組んでいきましょう。