これまでコンテンツの書き方や、ユーザーが求めるコンテンツを作ることなど
コンテンツ作りに関することをテーマにいくつか記事を書いてきましたが
このコラムを読んで、一人でも多くの方にとって「役に立つ」内容をご紹介していきたいと考えて日々更新しています。

そして当たり前ではありますが、
更新したものをたくさんの方に読んでもらいたいと思っているわけですが…
多くの人にコンテンツを届ける(見つけてもらう)には、
記事を書いただけで見つけてもらうには限度があり、広めるということを考えると難しいと思います。

そこで今回は、「制作したコンテンツをユーザーに届ける」ことをテーマにお届けしていこうと思います。

コンテンツを届けるとは

コンテンツを届けるとは、一人でも多くのユーザーの目に触れる機会を作り、コンテンツを見つけてもらうことです。

コンテンツは、自社のターゲットユーザーに対して
そのユーザーが求めている情報=役に立つ情報を届けることを考えて作っていると思います。

しかし時間をかけて作ったコンテンツもユーザーに見てもらう機会がなければ、相手に届かずユーザーに見つけてもらえていなければとても勿体ないですよね。
コンテンツを制作してそこで終わり、になってしまうのではなく、多くのターゲットユーザーに見てもらうにはどうするのが良いのか…。

このコラムサイトもオープンしてまだそれほど時間が経っていないですが、
立ち上げ間もないサイトなどの場合、制作しただけではユーザーの目に届く機会はほとんどありません。

知名度が高いような大手企業が運営しているサイトや何かの分野では知名度が高いサイトとなれば、コンテンツを制作してある程度のアクセス数や閲覧数は見込めるかもしれません。
とはいえ有名なサイトであっても更にアクセス数やユーザー数を伸ばしていくための施策は必要になると思います。

その時にコンテンツの制作後にはコンテンツを発信して、ユーザーにアプローチすることが重要になるのです。

ユーザーにコンテンツを届ける手段

ユーザーへのアプローチ手段をご紹介していきますが、その方法は一つではありません。
様々な手段を組み合わせて、アプローチすることでユーザーの目に触れる機会を増やすことができます。

色々な手段・ツールを使うことで効率的に広めることが可能になります。
ユーザーへの発信手段

SNSを利用して広める

SNSは、年々利用者が増えていてビジネスに用いられる場面も増えてきました。
TwitterやFacebookに代表され、Instagram、LINEなどもあります。
その中で企業が利用するものとして、イメージしやすいのはTwitter・Facebookが多いのではないでしょうか。

最近ではInstagramやLINEのビジネス版アカウントのLINE@やLINE公式アカウントなどの活用も多いと思います。
リツイートやシェア、LINE@でのメッセージ配信などができすぐに利用できるので、取り入れやすいものの一つです。

SNSは、何かの分野や特定のテーマに興味がある趣味や好みが近い人の繋がりが多いので、そのような人にサイトやコンテンツの紹介などをすることでSNSからのアクセスを増やすことができます。

またリツイートなどで拡散されることによりサイト・コンテンツが広まることはもちろん
企業の知名度が上がることにもつながります。

SNSは無料で使えるものが多く、コンテンツのURLを貼り付けるだけで簡単に広く情報を伝えることができることができますし
発信を続けていくことは見込み顧客を増やしていくことにもなります。

拡散スピードが速いSNSは、有効なツールの一つでもあります。
そして各種SNSのそれぞれの特徴を理解した上で利用することが大切です。

検索エンジンからの自然検索

サイトへの流入経路としてまず初めに考えられることは検索エンジンからの自然検索による流入です。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンから検索し、検索結果に表示させます。
検索結果で上位表示をさせることができれば、アクセスを増やすことができますよね。

この時に必要なことがSEO対策です。
検索結果で上位表示されることは多くの人の目に触れることができ、長期的なアクセスが見込めます。
このコラムでよくお伝えしていることになってしまいますが
自然検索からのアクセスには、情報の質が高く充実したコンテンツであることが前提になります。

競合が多いコンテンツ、立ち上げたばかりのサイトではすぐに上位表示を狙うことは難しいですがSEO対策に取り組むことでアクセスにつなげることができます。
そして自然検索からのアクセスは、
次のアクション(お問合せや資料ダウンロードなど)への意欲が高いユーザーを獲得することができる点も魅力ではないでしょうか。

メールマガジンの配信

メールマガジンの配信は、低コストで運営側の任意の時間にコンテンツを配信することができます。
簡単に多くのユーザーにコンテンツを届けることができるメルマガもアプローチ手段の一つです。

メールマガジンはメール本文の内容も肝心なポイントです。
メールの内容から、続きを読みたい・気になる、と惹きつけることが重要です。

またこの時に、少し手間はかかりますがしっかりとターゲットユーザーの配信リストを作ることで届けたいユーザーに対して対象を定めて広めることができます。

コンテンツを作ることの他にメールの内容を作る必要がありますが
リストを作成してターゲットユーザーに対して配信することで、より戦略的にメールマガジンという手段を使うことができます。

プレスリリースによる発信

プレスリリースは、企業がユーザーはもちろん、マスコミなどの情報機関に向けて発表する広報の一つです。
プレスリリースを作成したからといってマスコミ等の記事に取り上げられるということではありませんが自社のニュースや新しい情報が記事に取り上げられれば広く認知される可能性が高いです。

SNSやメルマガに比べると少し難しい感じもしますが、
たとえば企業のコーポレートサイトなどでオウンドメディアをオープンしたことをプレスリリースとしてお知らせするなども一つの手段です。

発信するコンテンツの内容も大切です

共感されるコンテンツを効率的に届けること

コンテンツを制作するだけではなく、
ユーザーに届ける・広めるために様々な手段を組み合わせて露出を増やしていくことが大切になります。

ただ、複数のものを一気に利用して途中で使わなくなるなど中途半端になってしまわないように
様々な手段の中で自社に合うものは何か、運用方法などは考えることが必要です。
まずはFacebookから使ってみようなど、運用ハードルの低いものから少しずつ利用して広めていくと良いと思います。

そして、コンテンツを広めるというテーマで今回ご紹介したので
もう一つコンテンツを作る上で大切なこともお伝えします。

以前、このコラムの共感とオウンドメディアという記事の中で
ユーザーに共感してもらうコンテンツを作ることが重要ということをお伝えしました。
コンテンツを見た人が共感する内容があることは、ユーザー「拡散しよう」と思うきっかけになるのです。
「あるある」「たしかにそうだ」「なるほど」という共感を得ることは、読み手にしっかりと内容が伝わっている証拠でもあります。

今回ご紹介したような様々な手段でユーザーに広めることが可能ですが
その分コンテンツの内容が重要であることも忘れずに、コンテンツを作る時には「共感」というキーワードもぜひ覚えておいてくださいね。