ユーザーに答えを提供するコンテンツ作り

久しぶりに「コンテンツ作り」をテーマに記事を書きたいと思います。
WEBの便利ツールやちょっとした小ネタ的な知識を取り上げたコラムもずいぶんと増えてきました。
が、そういえばこのコラムは不動産業界とSEO、コンテンツマーケティングに強くなるコラムですから!

さて、これまで記事の書き方について、とりわけ文章の書き方については様々なコツをご紹介してきました。
文章を推敲するコツ、書くためにネタを集めるコツ段落などの作り方についてです。

コンテンツを作成するネタを探すとき、キーワードやアンケートにヒントが隠れているという話をしました。
難しい分析をしなくても、お客様と接する中で得るキーワードからコンテンツを作成していきましょうというものです。
加えて、アナリティクスやキーワードツールを使えば様々なネタを拾うことができます。
ということで、
「さあ、アナリティクスやサーチコンソールを使って検索されているキーワードがわかった!」
「記事を書くぞ!」
と意気込んでコンテンツ作成に挑みたくなるものですが、しかし。
これらのコツはきちんとしたメソッドに基づいて作られてこそ効果を発揮します。

という事で、今回は以前ほんの少し触れた「共感する記事」のコツについてピックアップしてみます。

課題は「そのキーワードをうまく活用していますか?」という点。
全てのコンテンツや記事を作る「土台」となる考え方をまとめてみましょう。

キーワードから検索したユーザーが探している意図を汲み取る

コンテンツ
お客様は疑問や知りたいことを探すために検索窓にキーワードを打ち込みます。
検索をした後については、出てきたホームページのディスクリプションなどから判断をしてサイトに訪問してくれていることはもうすでに多くの方がご存知だと思います。
ブラウザへ入力するキーワードは単語の羅列ではありますが、この中にはお客様の「知りたい」が詰め込まれているのです。

では、そのお客様が検索する「知りたい」ということに対して、受け皿となるページは用意されているでしょうか?

広告を打つ時も必要となるキーワードの「受け皿ページ」

さて、ここで少し話を拡大して「広告」についてお話しましょう。
キーワードに応じて表示される検索型広告、Googleの「アドワーズ」やYahoo「Yahooリスティング」などに代表されるクリック課金型の広告にとっても、受け皿となるページは非常に重要です。

例えば「スラッシュ不動産 新宿店」のホームページがあったとします。
新宿でお店を構えているので、当然新宿エリアで集客を考え広告を打ち出したいと検討しました。
特に、最近はペットOKの物件を打ち出したいと思っているので、広告でアピールしたいと思っています。

設定キーワード:新宿 ペット可
広告見出し:新宿でペットOKのお部屋を探すならスラッシュ不動産
広告文:ワンちゃん、猫ちゃんと一緒に暮らせるお部屋がたくさん。スラッシュ不動産は新宿でペット可物件に強い不動産店舗です。
対象URL:https://s-lash.fudosan.jp/

この広告を作成した場合、「ちょっと好ましくないな」と思う点がありますが、どこだと思いますか?
(※今回はキーワード設定方法は置いておきます、とりあえず)

そう、対象URLがトップページを示していることです。
この設定の場合、検索をしたお客様が文面や見出しから判断し「ペットOKの物件が見られるに違いない」と期待をしてクリックをしても「ようこそ!」とトップページが表示されてしまいます。

お客様にとっては先程の文面とは異なるものが表示された気分になりますよね。
これはユーザー体験を損ねてしまう結果となり、広告CVの低下や無駄な費用の発生が懸念されます。
せっかくホームページにやってきても「探しているものと違う」と判断されて離脱されてしまうかもしれません。

さらに、例えばこれが「お部屋探しのコツ」だとしても「ファミリー向け」の広告文だとしてもトップページを設定してしまう。
これではますます広告文とURLの関連性が薄くなってしまっています。

広告の質はこうした広告の対象となるページ内容と広告文、キーワードの関連性により評価されて行きます。
関連性が低いと広告が出にくくなったり単価や広告の表示位置などに影響します。
この場合、広告に対応する受け皿ページを用意し、

対象URL:https://s-lash.fudosan.jp/pet/
ページの内容:新宿にあるペットOKのワンルームから1LDKまでのひとり暮らし向け物件特集

などとして、ペットOKの物件特集ページやコラム記事を設定していると良いでしょう。

ということで、広告もそうですが検索を通して見るお客様も同じ心理が想像できます。
「新宿 ひとり暮らし ペット可」
こうして調べたとき、より自分の探しているコンテンツをすばやく見たいのです。
このとき、お客様の心理は

「そろそろ引っ越しをしたいなあ、けどペットがいるから飼える所が良いし近くに動物病院とかあれば便利だし・・・」

などといろいろ考えているのではないでしょうか。
そのユーザーに対し「なんでもどうぞ!全部どうぞ!」とトップページを押し出してしまうと、ユーザーは欲しい情報にすぐ辿り着くことができずに離脱してしまうかもしれません。

そのため、この「お客様の考えていること」を想像しながらコンテンツを作成するのです。
例えば、上記のケースでは用意するコンテンツとしては、このようなものでしょうか。

「新宿駅で調べました!ペットと暮らすなら気になる、深夜対応可の動物病院リスト」
「ペットOKマンションの進化!ドッグランにサロン付きまで、充実設備のペット可マンション特集」

このアンサー(答え)の数はお客様の数だけ広がりがあります。
設備を探している人もいるでしょうし、周辺施設の充実にこだわりがある人もいるでしょう。
正解はありません。
しかしながら、こうして探しているコンテンツを提供するとともに、よりお客様の「タメになる」情報を発信できると良いですね。
そこにサイトやページを充実させていくコツがあるのです。

コンテンツ作りに悩んだときの必殺技

どうしても悩んだときは、検索キーワードを自分で調べてみて上位に出てくるコンテンツを見てみましょう。

  1. タイトルはどの様になっているでしょうか?
  2. どんな特集が組まれているでしょうか?
  3. 知りたいことはその中にあるでしょうか?
  4. 「これを加えたらいいのに」というエッセンスはあるでしょうか?

検索の上位に表示されているということは、おそらく多くの人の目にも留まりやすいということです。
上位表示の要素は他にもありますが、ひとまずコンテンツを作成していくのであれば検索結果に表示されることをゴールに置きたいものです。
そのときに、「上手な人はどうしているのだろう」と参考にすることは悪いことではありません。
コンテンツの組み立てかた、キーワードの散りばめ方やピックアップされている話題など、参考にできることはたくさんあります。
もちろん、流用や盗用はもっての他ですから、自社のコンテンツや目指すテーマに置き換えて考えることは必要です。

検索意図をベースにしたコンテンツ展開

コンテンツ展開
つまり、SEOのためになるからとキーワードを単純に盛り込んだ記事を五月雨式に作成していくのではなく、その後ろにいるユーザーが「どんな意図を持って検索しているのか」を想像しながら、アンサーとなるコンテンツを用意していく。
ここが重要です。

そして、Googleもこのユーザーの検索意図をより深く理解しようと検索システムを進化させています。
検索を行う「人」の意志をどこまで読み取ることができるのか、日々進化する検索システムは様々な学習をしています。
面白いですよね、探したいことを「これですか?」と提案してくれる。
もしくは、さり気なく表示する地図や店舗情報がすでに地域やカテゴリーで絞られている。
こんな風に進化して、いつの間にか検索が便利になっているのです。

検索をする「誰か」にとって使いやすく、ためになるコンテンツは評価される。

Googleが昔から一貫して公表していることではありますが、SEOを考える上で今一度見直してみてはいかがでしょうか。