検索意図とページの内容の関連性
コンテンツの量産はSEO上の意味がなくなって久しい昨今、Googleの検索能力は飛躍的に向上しており「単純にキーワードを盛り込んだページの作成」はすでに古いものへと移りつつあります。
検索するとユーザーの位置情報から場所の提案をしてきたり、キーワードから読み取って細かく細分化された中の検索結果を返してきたりします。
この検索能力に対応しようと思うと、検索意図…つまりユーザーが「どんなことを知りたくて検索したか」というポイントを意識しながらコンテンツを作っていかなければなりません。
なんとなくキーワードを盛り込んだページを作ろうとも、評価されないワケです。
なんという能力でしょう。
ただし、このポイントについては昔から言われていたことできちんとしたSEOに取り組んでいる人にとっては「何を今さら」な話でもあります。
そのため例えば、SEOコンサルや業者が「これからの時代はコンテンツですよ!」なんてことを言えば「そりゃな」となることでしょう。
上位表示させるために躍起になっても結果は現れにくく、自分のホームページに訪れる人が「どんなことを求めているのだろう?」を深掘りしていくほうが成功しやすいのです。
Contents
検索意図を知るにはどうすればいいのか
まずは、キーワードから連想するものを書き出してみましょう。
例えば、このキーワードで検索をすることを考えます。
- 間取り図を作成したい人なのだろう
- 不動産店舗で働いている人かな
- なにかツールを探しているのかな
- もしくは、どうやって間取り図を作成しているのか知りたいのかな
- その場合は一般の人かな
色々と思考が広がっていきますね。
それでは、上記で挙げた想像について答えをくれるコンテンツがあるかどうか、実際に自分のホームページを確かめてみましょう。
コンテンツが無い?
それならぜひコンテンツを作ってみてください。
そして、そのコンテンツは質問の答えとしてユーザーを満たしてくれるようなものにしてください。
ユーザーを満たすには何を考えると良いのだろう
検索するとき、その目的が何なのかというところも非常に重要な要素です。
知識として探したいのか、予約をしたいのか、それともある特定のサイトを探しているのか…
それによって、作成する中身も使うキーワードも変わってきます。
「不動産 間取り」に続く検索意図が「代行」であれば、間取り図を自分の代わりに作ってくれる代行業者を探しているのでしょう。
続く検索が「ソフト」なのであれば、自分で間取り図を作成できるソフトを購入・検討するために探しているのでしょう。
「仕組み」や「仕方」などのような意図であれば「どうやって作っているのだろう」という興味による検索なのかもしれません。
このように分解していくと、ページの内容も変わりますよね?
間取り図の作り方を解説するコンテンツなのか、オススメのソフトを紹介して問い合わせができるコンテンツなのか…
そのページを見た人が最後にどうすればいいのか(問い合わせする、情報を得られる)まで設計できるとなお良いですね。
そうだ!Googleに聞けばいいじゃない!
もっと具体的に検索意図を知るにはどうするか…つまり、ユーザが検索で知りたいことを探せば良いのです。
そう、検索のことは検索に聞けばいいじゃない!!
検索したときに上位に表示されているサイトのページの中にヒントが隠されているのです。
ということですね。
実際にピタリと一致するわけではないでしょうが、少なくともGoogleの検索エンジンは入力されたキーワードからそう判断したのです。
上位にある記事やコンテンツたちは、一体どんなものが書かれているのでしょうか?
- タイトルは?
- ディスクリプションは?
- 情報量は?
- そのページのテーマになっているキーワードは?
このような事柄について調べていくと、段々とユーザーが「何を知りたくて検索したのか」を思い浮かべることができます。
もしくは、いま上位表示されている記事が「自分の思ったものと違う気がする」と感じた場合、その意図に即したコンテンツを作成することで他のユーザーに満足してもらえるものが完成するかも知れません。
Googleが優れた検索エンジンだといっても、インデックスされているものの中から最適解を提示しているに過ぎません。
ドメインの強さやリンクなど他の要素も絡みますが、検索されたキーワードに対してより最適解を出すことができれば上位表示も夢ではないのです。
キーワード探しにはサジェストも
サジェストとは検索をした時、そのキーワードと似たように検索されているものを自動で表示する機能です。
「これもみなさんが探していますよ、どうですか?」
ということなのですね。
広告のキーワードを探すときにもよく使いますが、インターネット上でユーザーが一体どんな言葉に興味を持っているのか知ることができるため便利な機能です。
もちろん、自分が検索するときにも便利ですね。
ホームページそのもののキーワードも見直すべきかも知れない
コンテンツに意識が向きがちですが、ではそのコンテンツたちの親ともなるホームページそのものに設定しているキーワードはどうでしょうか。
検索されている言葉やユーザーの意図と、キーワードが合っているでしょうか。
そもそも、そのホームページの内容とキーワードが合っているでしょうか。
キーワードは欲張ってあれこれ詰め込んでも、ホームページの内容と合っていなければ効果がありません。
不動産店舗で言うなら「赤坂のマンションを多く取り扱っているのに、周辺の新宿や渋谷のキーワードも入れてしまう」というようなところでしょうか。
よし!たくさんアピールするぞ!と網を大きく広げるよりも、一番得意とするもので専門性を持たせていくことが成功の第一歩だと考えます。
Googleにしても何にしても、全てのきっかけと答えはここに集約されているのです。