今回お届けする内容は「SEO対策」と「リスティング広告」についてですが
改めてこの2つの違いは何か、それぞれのメリットなどをお伝えしていきます。

理解しているようで意外と「違い」と言われると答えられないということもあるのではないでしょうか。
2つの違いを理解して使い分けることで両者のメリットを活かして活用することができます。

これから新年度に向けてサイトの運用について見直しをされる企業様が多いと思うので
改めて理解を深めて、サイトの運用に活かしてみてください。

SEO対策とは

SEO対策はこのコラムサイトで何回も登場していますが
「検索エンジン最適化」のことで検索エンジンに評価されるように
サイトやページの改善をしてユーザーにとって使いやすいものにしていくことを意味します。

SEO対策は自然検索で上位表示されるために必要な取り組みなので
質の高いコンテンツを作成すること・サイト全体の構造などへの施策が重要になります。
コンテンツを作ることに関しては以前コンテンツ作成のメゾットなど
幾つかの記事でご紹介しているので今回はその部分は少し省略します。

様々な施策の改善を繰り返しながら、徐々にGoogleの評価を上げていき
中長期的な集客を見込んでアクセス、コンバージョンを増やしていきます。
SEO対策はコンテンツそのものでユーザーを惹きつけて集客しているイメージです。

SEO対策のメリット

  • 中長期的に安定した集客を見込むことができる
  • 費用がかからない
  • 上位表示されれば高いクリック率を見込める

SEO対策のデメリット

  • 即効性がない
  • SEO対策そのものに費用はかからないが作業をする人件費が必要
  • 施策に取り組んでも思うような成果につながらないこともある

これらがSEOの対策の主な特徴として挙げられます。
また、SEO対策に取り組み上位表示されることは企業のブランディングにもなります。

リスティング広告とは

次にリスティング広告ですが、リスティング広告は有料で検索結果の上部や右側にサイトが表示されるものです。
Google・Yahoo!などの有料の広告枠に表示できる広告で
その広告枠に表示されたサイトがクリックされるごとに費用が発生します。

広告を出す側は、ユーザーの検索キーワードに応じて広告を出すキーワードを設定します。
また、広告の表示は、キーワードごとに入札をするのでキーワードによっても費用は変わります。

一般のオークションと同じようなシステムだとイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

リスティング広告のメリット

  • すぐに広告を掲載できるので即効性がある
  • 広告表示に関する条件設定（変更）ができ可能で自社で管理・コントールが可能
  • 広告の効果（クリック数など）をリアルタイムで確認することができる

リスティング広告のデメリット

  • 費用がかかる
  • 検索結果の目立つ位置に表示されるがクリック率が高いわけではない
  • 広告を止めれば表示されなくなるので認知拡大やブランディングは期待できない

クリック率が高いわけではないデメリットの理由として
人は広告を避ける傾向があるので目立つ場所に広告表示されていてもクリックしないことが多いということがあります。

リスティング広告の大きな特徴はSEO対策に比べ即効性があるので
すぐに集客をしたい場合などに有効です。

即効性の他にSEO対策との違いとしては
費用やクリック率、ブランディング効果、コントロール性などに違いがあります。

結局SEO対策とリスティング広告どっちがいいの？

SEOとリスティング広告どちらが良い？
それぞれのメリットデメリットは分かったが「じゃあ結局どちらが良いの？」と思いますよね。
しかしどちらが良いとは言い切れないのです。

それはSEO対策もリスティング広告も「どちらも必要」な場面が多いからです。

そのためそのサイトの目的やどう運用していきたいかという目標などによって
SEO対策とリスティング広告を使い分けることが重要になるのです。

使い分けとしてはこのような感じでしょうか。

  • 短期的に集客（アクセス・露出）を増やしたい場合にはリスティング広告
  • 中長期的に今後を見据えて高い集客力を求めるならSEO対策

どちらか一方だけを選ぶ必要はないので目的ごとに
両者のメリットを活かして2つを上手く運用することで効果を見込むことができます。

「SEO対策は時間が必要なのでリスティング広告も利用する」
「リスティング広告で効果がみられたキーワードに対してSEO対策をする」
といった使い方も良いでしょう。

どちらが良いと言い切れないですが理想は
メインをSEO対策に軸をおいて土台を作っていき、リスティング広告は補完として活用することです。

長期にわたって効果が期待できるSEO対策で
コンテンツ（サイト全体）の質を高めていくことで安定的な集客（アクセス）を確保することにつながります。

また、アクセスだけ獲得してもコンバージョンに繋がらなければ意味がないので
質を高めることは必須となり、その結果コンバージョンの増加も期待できます。

そして中長期的に自然検索から集客できるようになれば、結果的に集客コストの削減も可能になっていくのです。

まとめ

SEO対策とリスティング広告の違い、ご理解いただけましたでしょうか。
どちらにもメリットデメリットがあるので
両者の特徴を理解した上で併用して運用していくことで成果につながります。

上位表示をするために、効果的な施策は何かを考えていくことがポイントになります。

しかしWEB集客の成果を最大限発揮するためには
やはりコツコツとSEO対策に取り組むことは避けられないので、
最も重要なのは地道に継続して取り組むこととも言えそうです。