ホームページとポータルサイトの反響についての話。
またも目を引く検索キーワードからの流入がありました。
ホームズ と ヤフー 不動産 の 反響 比率
しらんがな…!!!
と言っていては毎度、解決しないのでここは一つ「ホームページとポータルサイトの反響比率について」考えてみたいと思います。
ポータルサイトとホームページの反響について
よくあること
ホームページから全然反響入らないし!ポータルだし!
うーん、それはそうなんですよね。
ただしどちらか一辺倒というのもあまりおすすめできないかなとも思います。
このコラムの後半で、ポータルサイトで反響を獲得する方法についても言及してみたいと思いますので、併せてご覧ください。
ポータルサイトのアクセスとホームページのアクセスの差
考えてみてください。
ポータルサイトのアクセスと、自分のホームページのアクセスの差を。
ポータルサイトから月に30本の反響を獲得している店舗があったとします。
ポータルサイトとホームページに同じ物件を公開している場合、この反響数をホームページが超えることはあるでしょうか。
おそらく、多くの場合が「NO」です。
半分以下であることが多いのではないでしょうか?
1,000アクセスで1反響が目安、つまりコンバージョン率(CVR)1%が目安と言われています。
特に不動産売買などにおいては、コンバージョン地点が「問合せ」だとしても、そもそものハードルが高い(高価なものを購入しようとしている)ためコンバージョン率はもう少し低くなる可能性もあります。
もちろんこれはホームページに用意されているコンテンツでも異なります。
ユーザーのニーズに上手くマッチするものを作成することができれば、たとえ50アクセスだったとしても反響を得ることもあります。
この話はまたの機会にするとして、アクセスとコンバージョンの関係に戻りましょう。
つまり、「今のホームページはどのくらいアクセスがありますか?」ということです。
ポータルサイトはプラットフォームとして多くの企業が情報を提供し、無数のページが作成されています。
また、企業が運営していますから宣伝活動も行い一般ユーザーへ向けての広告も全国規模で様々な媒体を通して行われます。
果たして、その規模ととある街のとある企業のホームページを比べることは良いことでしょうか?
。
これは、正しいコンバージョン率も見失いますし費用対効果について検討するときにも良くないバイアスがかかってしまうでしょう。
ポータルサイトの立ち位置とターゲットにしているユーザー層と、自社のホームページの立ち位置とターゲットにしているユーザー層をきちんと整理しておくことが大切です。
いやあ、そう言ってもおたくホームページ屋だからそういうんでしょ?
先程も述べたように、ホームページとポータルサイトの役割は異なります。
そのため、上手く使い分けることがポイントではないかと思います。
どちらかが良くてどちらかが悪いわけではなく、カバーしきれないものを補い合うことが大切です。
例えば「自社の専任物件をポータルサイトに公開し、他の会社にはない情報量をアピールする」ということも一つですし、逆に「ホームページだけに公開する物件があり会員を集める」という手も一つです。
また、ポータルサイトでは上手く流通物件を使って幅広くエリアをカバーすることもできるでしょうし、ホームページでは学校区やエリアを細かく分けた特集などでより探しやすく有益な情報を届けることも出来るでしょう。
ポータルサイトをきっかけとし、自社に興味を持ったユーザーを呼び込み(オプションで自社ホームページのURLを設置できるものもありますよね)、信頼性や透明感をアピールする役割をもたせることもできます。
このように、窓口は多いに越したことがないと思いますのでそれぞれの予算に合わせた中で効果的な使い方を実施することが相乗効果を狙える方法ではないでしょうか。
とは言っても、検索した時にホームページが出てこない企業はちょっと…となりかねないので、我々としてはまず土台を整えることをおすすめしています。
ポータルサイトの反響率(独自調べ)
SUUMO > HOME’S > アットホーム > その他
掲載する物件のジャンルによっても少々差が出るように思います、得意分野ということでしょうか…事業用ならアットホームさんが強かったりしますもんね。
とはいえ、どうにもこうにも「SUUMO一強に挑むHOME’S、そして老舗アットホームと新興勢力」という図式にここしばらくは変化が無いように思います。
掲載料金やオプションについて料金が変更されたりはしていますが、大きな変化は起きていないのではないでしょうか。
ポータルサイトで反響を獲得するためには
ポータルサイトは、写真の枚数やパノラマ、オプションの利用状況などが点数となって順位付けされ掲載されています。
「なんでこの店舗が上にあるんだろう?」と思う時がありますよね。
そうしてもちろん、問合せを獲得しやすいのもその物件情報の中で上位に位置している店舗です。
「棟の名寄せ」と私達は呼んでいますが、同じ物件情報を複数の店舗が公開している場合は情報がまとまって表示されます。
その物件の中で一位を獲得すると「この店舗へ問合せ」と問い合わせ先にデフォルトでチェックが入る権利を獲得することができます。
HOME’Sはこの方法ですね、順位がさがるとそもそもチェックリストの中にさえリストアップされず「この物件を扱う会社が他にも○件あります。」という項目に隠れてしまいます。
こうなると、ただ物件を出力していても問合せされる可能性は低くなっていくでしょう。
つまり、物件を出力するだけではなくパノラマを掲載し物件写真を全ての項目で撮影し、コメントを書きスタッフコメントを付けて…と細やかなメンテナンスが必要なのです。
この辺はホームページでも活きることなので、やっておいて損はありません。
また、周辺で掲載されている賃料の平均値やエリア分布などのデータを入手することもできます。
ユーザーアクセスしているところはどこか、同業他社が多く物件を出力しているのはどこか(つまり手薄で狙い目なのはどこか)を確認して出力物件を選定します。
…地道な作業ですよね?そう、そうなんです。
ホームページから反響を100も200も獲得したい!!
そう思った時、目指すべきところがこうして明確になっていくのではないでしょうか。
ポータルサイトで反響を獲得できないと、つまりはホームページでも反響が獲得できないと考えます。
(物件の写真やコメントが足りないわけですからね!)
両者は狙うユーザーや出力する物件に違いはありますが、物件情報をより充実させるというベースの考え方はとても似ています。
その上でそれぞれが得意としているところでの集客を考える必要があります。
例えば…そうですね、ホームページからの反響は競合がいることを踏まえてライトなものを。
ホームページからはじっくり比較した意欲の高いユーザーからの反響を。
このように使い分けることで、より効果的にインターネットを通じた集客活動を行うことが出来るのではないでしょうか。
そんなことを考えながら、お客様とお話をしたりします。
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